FC2ブログ

ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

授業をやって思いついた雑感

週末はゼミ旅行でしたが,旅行中ずっと雨で,登山中止。毎年恒例のカートも中止。ということで,特になにか書くような出来事もなく,ダラダラと過ごしてきました。それなのになぜか疲れて,昨日の晩から今朝にかけては大量に寝ました。

ところで,研究室旅行初日の金曜は,午後に授業があったために,私は一人で夜移動しました。その授業というのは,物理学実験。火曜日に担当しているのと同じ実験内容で,今回はロー・パス・フィルター。抵抗とコンデンサを自分たちで半田付けしてフィルターを作り,出力/入力比を入力の周波数特性を測定する,という基本的なものです。同じ物理学実験の授業内で幾つかのテーマがあり,今回のロー・パス・フィルターを含む電気回路というテーマは私にとって初めてです。でもって,そのロー・パス・フィルターをやるのは先週が初めて(火曜日が初めて)だったので,滑らかに実験を進められるか多少心配はあったのですが,わりとわかりやすい内容だったせいか,順調に学生さんは実験を進めてくれました。

その金曜の授業では,私にとってはちょっとした驚きがありました。というのは,クラスの大半,約3/4程度が女子学生だったのです。今までは,工学部,あるいは基礎工学部の学生さんを今まで対象にしてきたので,女子学生比率は極めて低く,学科によっては20%くらい女子のいる場合もありますが,通常は2,3%。物理学科も似たようなもので,私にとってはそれが普通だったので,教室に入ったときは面食らいました。なんというか,物理の実験をやり,半田ごてを使う女性がこんなにいるというのは,ある意味そうあるべき,いや,私はそうなって欲しいと常々思っているわけですが,なんだか不思議な光景でした。

ちなみに,そのクラスは医学部の保健学科というところの学生でした。正式名称はわかりませんが,放射線技術,臨床検査技術,看護,という3つの専攻があり,金曜のクラスは,放射線技術専攻と臨床検査技術専攻の学生が半々でした。放射線技術は男女半々くらい,臨床検査のほうは女性100%でした。ただ,学生に聞いたところ,臨床検査専攻にも男子学生は数人いるそうで,女子だけというわけではないそうです。

しかし,物理をやる女子学生が増えて欲しいといつも思っている私は考え込んでしまいました。なぜに,こういう非対称が生じるのか,と。バリオン数非対称ほどではありませんが,かなりのものです。サハロフの3条件ばりに,こういう非対称を説明する社会学(?)の教えというのはないものなんでしょうか。文学部と物理学科を比べてるわけではなく,同じ理科系のジャンル内でこのような非対称が生じるというのはよく考えると結構不思議です。というか,文学部とかでもこれほど女性比率が高い学科ってあるんでしょうか。

この非対称を目の当たりにして思ったのですが,女性比率が極めて高い,いや男性比率が極めて低い保健学科の人々は,私が女子学生に物理に来て欲しいと思うように,男子学生に保健学科を目指して欲しいと考えてるんでしょうかね。いや,だから何だというわけではないのですが,ふとした疑問です。

それから,あまり関係のない方向へ話が行ってしまいますが,私たちの大学の学部別で,女子学生比率と女子教員比率のアンバランスの大きいのが薬学部です。女子学生比率が高いのに,逆に,女子教員比率は理学部なんかよりも低いという不思議な世界です。詳しいことは知りませんが,一説には,薬学部に入った女子学生はその後研究者を目指す人はほとんどいなくて,ほぼ全員が薬剤師を目指すとか。もしそうだとしたら…薬学で研究者を目指す男性は,他の分野で研究者を目指す男性よりも有利なんでしょうか。いや,まあ,そんなことないんでしょうけど,女子学生比率と女子教員比率のアンバランスが生じている分野というのは,何かあるのかなと勘ぐられてしまう可能性はありますよね。

大学 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<結果をなぜ確認しないのか | HOME | 明日から研究室旅行>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |