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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

LHCや解析の近況

LHCのルミノシティは順調に上がっています。一昨日にはとうとう10^{33}を超えました。それに伴い,トリガーがキツくなってきていますが,今わたしたちがトップの解析で使っているシングルレプトントリガーは,電子が20GeV,ミューオンが18GeVで踏みとどまっています。ちなみに,それに合わせてオフラインの解析では25GeVと20GeV以上を要求。このルミノシティだったら,よく頑張っているように感じます。

収集したデータは今年だけで約380pb^{-1}。そのうち160pb^{-1}くらいはすでに解析に使われて,色々と結果を見せ始めています。なかでも注目は,2つのγで作る不変質量分布でしょうか。少し前に,ATLASがヒッグスを発見したのではないかと世間を騒がせたことがありましたが,そのデマ(?)を払拭するためなのか,早々と結果をアップデートし公表しました。まあ,当然,どこにもピークはないのですが,いい加減な解析結果が世間を一人歩きしたことを上層部は相当許せなかったんでしょうね。

いずれにせよ,順調にデータが貯まり,私たちの解析も夏に向けてまた忙しくなりつつあります。今回も私はトップの断面積測定グループの1つの取りまとめ役となり,N大学の人々と大阪ATLASグループのHくんを中心としたグループでなんとか結果を出そうと頑張り始めています。そのためのミーティングもぼちぼち始めているのですが,そこで感じたことは,細やかな気配りのできる人とそうでない人がいるということ。

EVOというコンピュータを利用したテレビ会議システムをよく使うのですが,その会議システムは予約が必要で,予約した時間からしか会議を始められません。私たちの常識としては,会議を実際に始める30分前から(予約システムの最小単位が30分)予約をするのですが,解析グループの取りまとめ役の相棒がEVOを予約すると,必ず会議を開始する時間からしか予約をしないのです。いや,別に実際問題として大きな支障があるわけではないのですが,ある意味常識として普通に思ってたことが行われていないことに違和感を感じたのでした。

EVOが安定していて接続すれば誰もがすぐに始められるのなら,オーバーヘッドは不要なのですが,ネットワークの問題やらコンピュータの音声の設定やらで,多人数が接続する時は誰かがすぐに始められないことが多いんですね。それを防ぐために少し前にログイン。接続が正常であることを会議開始前に確認するのが,私の身近にいる人々の無言のルールなのです。学会とかの発表のときに,前もってプロジェクターが使えるか確認するのと同じような感じです。EVOに前もって繋いでおこうとしない人は,学会発表などでも前もってテストしないんでしょうかね。

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