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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

研究室

私たちの大学の物理学科には、素粒子物理の実験にかかわっている研究室が3.5(0.5というのは高エネルギー物理と原子核を両方やっているので)、教授の数で数えれば4あります。素粒子の理論は教授の数で数えると一応4人になります。学科の規模の大きさに比べて素粒子が盛んであるといえます。

さらに4つある高エネルギー物理に関連する研究室に目を向けると、私たちの研究室以外で主に行われていることは、ダブルβ崩壊、あるいはWIMP(weakly interacting massive particleの略で、いわゆるダークマター)探索といった非加速器物理、加速器を使ってのミューオン(という粒子)→電子遷移探索などです。で、ふと気づいたのは、私たちの研究室でやっている実験が今回のノーベル賞を受賞した理論の実証を行った(行おうとしている)ということです。

CP対称性の破れの研究をK中間子という粒子を使って行い、1990年代の後半には小林・益川理論が正しいことをほぼ実証していました。さらに日本のBelle、米国のBaBarという実験で2001年から2002年にかけて、B中間子という粒子の研究で小林・益川理論が疑いの余地のないものになりましたが、そのBelle実験にも参加しています。現在もK中間子の実験、Belleともにやっています。

また、このブログでいまさら書く必要もないことですが、私は現在LHCに参加して、ヒッグスの探索などをしようとしています。ちなみに、今の大学に来る前はTevatronという米国フェルミ研究所の加速器を使った実験でヒッグス探索などをしていました。

だから何だという強い主張があるわけではないのですが、理論を支える実験(あるいは実験を理論が支えている)として、ノーベル賞受賞の理論に係わる実験を行った、行っているというのは、宣伝してもいいことなのではないかと思ったのでした。

そもそも宣伝ということでは、このブログを書き始めたきっかけも宣伝のつもりでした。いや、今もそういう気持ちです。一般の人にも高エネルギー物理に興味を持ってもらおうというのが最大の理由。そしてもう1つはLHCあるいはATLAS実験に興味を持つ学生さんを増やしたかったことです。ATLASは旬な実験なので、他大学でATLASに参加してるとこは希望者が多いのですが、私が今の大学に来たのが割と最近なことと、そして教授がATLASをやっていないということで(学生は研究室の教授がやってることしか知らない傾向がどうしてもあります)、私たちの研究室を希望する学生が特に多いということはありません。かつ、私たちの研究室に来る学生も全員がATLASを希望するわけではない、という状況です。さらに調査を行うと、私たちの大学でATLASをやってることあんまり知らない、あるいはやってることは知っていても具体的にどんなことしてるのかわからない、という意見を聞きました。

そこで一念発起したのが、今年の4月というわけです。それ以降、少しづつですがこのブログを読んで下さってる方が増えている(ような気がする?)のは嬉しいことです。

…と、相変わらず何を言いたいのかわからない文章の垂れ流しでした。


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