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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

今年度初採点

新学期が始まり,この学期私は低学年共通教育の電磁気学の講義と物理学実験を担当しているのですが,今日は初めて物理学実験のレポートを採点する日でした。と言っても,必ず今日しなければならないというわけではないのですが,採点は実験をやる共通教育棟という建物にある物理事務室内で行うのが基本で(=レポートをなるべく持ち出さない),となると,必然的に授業のあと,それも実験が早く終わった日になるべく片付けるしかないということになります。

今日(と来週)の授業のテーマはオシロスコープの使い方で,説明を真面目に聞く学生が多かったからか,大学に入学したばかりでモチベーションの高い(早く帰りたい?)1年生だからなのか,例年の私の経験よりもだいぶ早く全員がテーマをクリア。時間ができたので,提出されていたレポートの採点を始めたというわけです。

今までも物理学実験は何年か担当していましたが,その対象は1年生の後期。で今の担当は1年生前期。このわずかな違いが大きいのか,採点したレポートの中身はいままでとだいぶ違いました。まず一番の印象は,誰かのレポートのデッドコピーが少ないということ。油断すると2,3人を除いてほぼ同じレポートという悲惨な状況が生じることがあるのですが,今回はほぼ全員がオリジナル。オリジナルなだけにあまりにもデキの悪いものもあるのですが,とにかく自力でやったことが垣間見えます。まあ,レポートを書く練習という意味合いが大きかったテーマなのでオリジナル作品が多かったということもあるのでしょうが,それにしても,半年過ぎると誰かの(ウェブなどで出まわっている)レポートを写せばいいという考え方が根付いてしまっているとしたら,大学教育の崩壊と私は感じてしまいます。

ただ,あまりにデキの悪いものを書くよりも模範となるようなレポートを写した方が勉強になるという考え方も確かにあって,実際,無茶苦茶なレポートよりも写経のほうがまだマシだと言う教員もいます。私みたいに俺流が好きな人が実は教員の中でも少数派なので,レポートを写す学生が増殖しているのかもしれませんね。

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