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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

親切な人々

この業界にいて(研究以外で)いいなぁと思うのは、無茶苦茶なことを言う人がいない、親切な人が多い、ということです。もちろん私の主観バリバリですが、他にも同じようなことを言う人が多いので、あながち間違ってはいないのではないかと思っています。

研究者の世界でも分野が違うとヒエラルキーの厳しい、徒弟制度のような社会があったりするようで、そういう社会のエラい人には無茶苦茶なことを言う人もいるようですが、私の知る限りこの業界にはエラい人だからといって話のわからない無茶苦茶な人というのは見たことありません。あるいは、いくら説明しても話を理解してくれない人、ダブルスタンダード、トリプルスタンダードが当たり前な人、そういう人種が少ないというのも、ほぼ繰り返しですが、私にとってはこの業界が居心地よく感じる点だったりします。

ただ、マルチスタンダードの議論をする人がいないというのは、この業界が甘いというか、シングルスタンダードで生きていけることの裏返しなのかなぁとは思います。もちろん、私たちの世界でも自分たちのグループ、あるいはプロジェクトの生き残りをかけて頑張るときは、ダブルスタンダードが悪いなんていうことは言ってられないときがあります。自分の家族や社員を守るために頑張る中小企業の社長さんたちのように、良い悪いではなく、とにかく自分のグループを守るために無茶とわかっていてもダブルスタンダードを押し通さなければならないときもあります。いや、常に博識を持った言動で自分のグループのことよりもロジックを大切にする人ももちろんいますけど。

おっと、話が飛躍し始めているので一旦まとめますが、この業界はあまり金が絡んでいないので、エゲツナイ人がいなくて無茶苦茶な議論にならないんでしょうね。

さて、もう一つ居心地がいいと感じる、親切な人が多いという話です。なんで、こんなことを書こうと思ったかというと、シリコン検出器のビームテストをやりたいなぁと考えていて、まずは国内でどんなビームが利用できるか調べようとしていました。具体的には茨城県のJ-PARCなのですが、ちょっとググった程度では私が知りたいような情報にまでは到達できませんでした。そこで、何人かの人に質問メールを送ると、みんなまるで自分のことのように色々調べてくれてその情報を送ってきてくれるんですね。

もちろん、自分と親しく、何らかのレスポンスをしてくれる期待値の高い人々に最初から質問してるわけですが、みんなすぐに答えられるわけではなく、ウェブで調べたり、周りの人に聞いてくれたりして、そして答えてくれるのです。今回に限らず、研究で何かわからないことがあると、大抵の人はみんな親切に色々教えてくれます。質問しても他の人に投げてしまうような人もいますし、自分が知らないかつ忙しくて調べている時間がないために応えられない人もいますが、基本的には親切な人が圧倒的に多いような気がします。

物理への興味に加えて、無茶なことを言う人がいない、親切な人が多いというのは、この業界にいてよかったと感じる点で、昨日、今日はそれを再認識しました。
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