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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

今週はCERN

さきほどCERNに到着しました。今週は解析関係の重要な締め切り日があり、かつ、結果を公表していいかどうか、という重要な打ち合わせがあるはずなので、それらに備えて、私にとっては色々なことが重なりちょっと厳しいスケジュールなのですが、1週間ほどCERNに滞在することにしました。逆に言うと、この1週間で解析が少し落ち着いてくれないと後々までダラダラと続いてしまうので、ここで集中的に物事を進めて今の解析を一段落させたい、という意図もあります。

ただ一つ気になるのが4年生の卒業研究。宇宙線中のミューオンの電荷の測定をテーマとして、検出器は一通り作り終えたのですが、それぞれの検出器の較正やゲイン・閾値の調整等々を系統立ててやっていなかったことが響いて、若干苦労しています。夏休み頃に予備実験としてやったミューオンの寿命測定を再現することができず苦戦中。デバッグしようにも、検出器1つ1つの情報を定量的に抑えていないので、順序立ててトラブルの原因を1つ1つ潰していくということがなかなかできません。

検出器の数が多いので面倒だということはわかるのですが、(一般論として)数多い検出器を地道に調整・構成することが、最終的な検出器の性能を決めることになります。ということを過去に何度も言いましたが、やはり、身をもって経験しないと言ってることが骨身に沁みないのでしょうね。数日前に「言われたことをやっとけばよかったと実感した」と4年生の1人に言われました。体感するタイミングが少し遅かったかもしれませんが、そういう実感を得ないよりは遥かにマシです。というか、普通は言われただけではなかなかわかりませんよね。演習問題みたいなものでしょうか。説明を聞いてわかったと思っても、知識や理解が骨や肉となるには、繰り返し演習問題を説かないとなりません。実験も同じで、聞いただけではダメで、失敗も含めて経験値を上げることが大切なんでしょうね。

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