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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

修論が一段落して

私たち物理学専攻の修論発表会は今日、明日の2日間行われます。研究室で修論を提出する3名の発表は今朝で、今3人すべての発表が終わりました。彼らはようやく一息というところです。お疲れさま。

一方で、並行して進んでいた4年生の卒業研究はこれからが大詰めです。発表会まで2週間ちょっとですが、データ収集に時間がかかるので、そろそろ本番用のデータ測定を開始したいところです。予備的な測定を繰り返し、検出器の動作チェック、測定方法が間違っていないか、などを調べています。今日あたり、それなりに統計を貯めたデータを見せてくるはずなので、それを楽しみにしているところです。

修論、卒業研究ともに、大学での例年通りの進行状況なので、それほど心配はしていません(でした)が、今一番の懸案事項は、3月の国際会議に向けた解析の進行具合。12月にラッシュがありましたが、その第2弾の波が押し寄せて来ています。今度はいよいよ最終結果を出さなければならないのですが、解析自体も遅れていますし、幾つかの点で解析方針の決定をできないでいるのが(特に、解析グループのリーダーとして)大問題です。

というのも、1つのテーマを複数で解析して結果の整合性を確認していくのですが、その結果が一致しないために、決断をくだせないでいます。はっきり言ってしまうと、常に信頼性の低い結果を出している人間が、いつも同様、信憑性の低い結果を出しています。ところが、その結果を出している人間は大きなグループに属しているため、その結果をリーダー裁量で却下するのが難しいという事情があります。一言で言ってしまうと、強大な政治力に邪魔されているわけです。Scientificに納得させることもできると思うのですが、それには、相手がギブアップするまで色々なデータを出し続けないとなりません。原理的には可能でも、実際問題としては、特に今のようにデッドラインが迫っている時期にはScientificな議論で相手を納得させるのは至難の業です。

それともう一つ、信頼性が低いと思う結果を却下しない理由が別にあります。最近、改めて身にしみたのですが、普段役に立たないことしか発言しない人の意見というのは、「あー、あの人が発言してるなら意味ないことに違いない」というようなバイアスを自然とかけてることありませんか。それで痛い目に遭いました。とある人間のコメントが結構重要なことだったのですが、その人の普段の発言から重要ではないはずだ、と意図したつもりはなかったのですが、そう感じてしまったのですね。もし違う人からのコメントだったら、もう少し深く考えてみたと思うのですが、とにかくその発言者は、解析の本質とは離れたどうでもいいことばかりネチネチと言う人だったので、そのコメントをほとんど無視していました。それが最近になって、解析に影響を与える重要なコメントだったことがわかり、大きく反省している、というのが、信頼性の低い結果しか出してこないとはいえ、その結果を普段のバイアスで却下するのはどうか、と考えている面があります。

とまあ、ぐちゃぐちゃ書いていますが、修論は終わったものの、全然気を抜けない日々がこれからも続きそうです。毎朝、解析の議論をするメールが山ほど届いているのを見ると、ホントうんざりしま。現場にいて自分も解析をしていれば、そういうことないのですが…。

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