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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

レポートの採点シーズン

年度末ですので、大学は試験、あるいはレポート採点のシーズンです。

私自身は担当している物理学実験のレポートの採点をほぼ済ませていて、また先週は、主に文系の学生を相手に一般向け的な素粒子物理学の講義をしたときのレポートの採点をしました。授業中、あまりに態度の悪い学生が多くて頭を抱えましたが、レポートでも同様のことは起こりました。そうです、誰かの丸写し、しかもワープロで書いてくるのでコピペです、のレポートが続出。感覚的には、常識はずれに態度の悪かった学生数と同じくらいの人数がコピペ。きっと強い相関があるのでしょう。

一方で、何を書いていいのかわからなかったので、ウェブやら文献を調べてそれを写して来ました、と自己申告してくる学生もいます。わからなければ何かで調べるのは当然ですから、引用元を明示してあれば、そういうのもありでしょう。逆に、引用元を示さずに何かの記事をコピペしたら、それこそ論文の盗用だったり、コピーライトの侵害です。いずれにせよ泥棒です。コピペしてくる学生はそういうこと理解してるんでしょうかね。

で、レポートの採点をしたときはわからなかったのですが、どこから学生がコピペしてきたのか何件かわかりました。ウェブだったり本だったりするのですが、その中の一つが昨日、いえ一昨日ですか、ブログの中で取り上げたM山さんの本でした。その本を読んでいて、どこかで見覚えのあるフレーズだなぁ、という箇所があり、よくよく考えるとそれが学生のレポートによくあった文章なんですね。笑ってはいけないのですが、おもわず笑うと同時に、M山さんの本は売れてるだけあって学生のレポートのコピペの対象になるのかぁ、と変に感心してしまいました。

そんなわけでコピペもあったのですが、逆に、文系の学生ならでは(?)の興味深いレポートも幾つかありました。なかでも一番印象に残っているのは、科学の還元主義について書いてあったレポートです。私は非常に単純なのであまり考えたこともありませんでしたが、下層で成り立っていることが必ずしも上層で成り立つとは限らないことに気をつけろ、的なアドバイス(?)をされてしまいました。そのレポートを書いた学生もどこかの記述を拾ってきたのかもしれませんが、とにかく、そういう方向に考えが及ぶ、そういう観点から物理を考えていた、という事実が新鮮でした。

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