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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

年の瀬

2010年も残り僅か。10時間弱で2011年になります。

研究に関しては、LHCが順調に走り始め、ATLASがデータを順調に収集、物理の結果がぼちぼちと出始め、そこそこ実りある1年だったと感じています。国際的な超大型プロジェクトでの厳しい競争がいよいよ始まった、ということを実感することの多い1年(特に後半)でもありました。私のグループは人数は多くありませんが、学生が順調に育っている手応えも感じていて、来年以降の戦いが楽しみでもあります。

研究面以外では、政治の迷走ぶりに呆れ、バラマキを期待して民主党を与党とした国民に失望し、世代間格差の大きな社会、努力が報われない社会に向かって行くことに恐怖と怒りを募らせた1年でした。

また、大学業務に関しても4年目にして色々なことにだいぶ慣れ、様々な不合理が目につくことが多くなってきた1年でした。よくマスコミに叩かれる公務員像というのに当て嵌まる人が大学教員でも結構いることがわかってきましたし、給料は横並びなのに業務の量(研究も含む)が全く均等ではない(学部間、専攻間だけでなく、同じ専攻に属している教員間でも激しく差がある)ということを強く感じるようになった1年でした。

と、簡単に振り返ってみると、研究面だけは充実していたということがわかります。自分が手を動かす機会が全くなくなっていてもそう感じられるというのは、先にも書いた通りグループの実力が上がってきたということを意味しています。来年以降もこの調子で、学生が育ってくれることを願っています。そして、ヒッグスは難しいかもしれませんが、LHCでSUSYくらいを見つけられると最高の1年になります。まあ、SUSYでなくてもいいですが、素粒子物理の世界の閉塞感を打破するような何かがあることを願って、今年最後のエントリーとします。

みなさま、良いお年をお迎えください。

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