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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

万引きと思われる

ちょっと前(と思っていましたが冷静に考えるとすでに半年近く前かも?)にCERNに滞在していたときの出来事です。

過去の大人気(?)エントリーでも登場したカルフールがまだつぶれていなかったときの話で、ある週末、シフトに備えて夜食用の食料品を買いにカルフールへ行きました。パン、バナナ、そして水を持ってレジへ行きます。ところがバナナは売ってもらえません。というのも、アメリカでの買い物と勘違いしてしまい、バナナの計量を忘れていたからです。

少し説明すると、アメリカのスーパーではレジの前のバーコード読み器部分が計りにもなっていて、計り売りの生鮮食品でもレジへ持って行くだけです。ところが、スイス、フランスでは(少なくとも私が行ったことのあるスーパーでは)、売り場に備え付けの計りで重さを計り、出て来たバーコードを自分でレジへ持って行かないとなりません。バーコードがシールになっているので、普通は買った品物に貼付けていくわけですね。それを忘れたのです。

レジではパンと水だけ売ってもらい、レジのおじさんには身振り手振りでバナナを計ってくると伝え、もう一度売り場に入ります。今度はバナナを計量して、バーコードを貼って、レジに戻ります。さっきのおじさんのところは込んでいるのでその近くの別のレジへ行きます。さっき買ったパンと水はすでに買い物袋に入っていますが、買い物袋を持って再度レジを通っても今までの人生で泥棒と疑われたことはありませんし、いざとなればレシートを持っています。そういうわけで特に何も考えることなく、別のレジへ行きました。すると…

人生初、買い物袋の中を見せろと言われます(フランス語理解不能なので、あくまで推測)。まさか疑われると思ってなかったので、ちょっとムッとしつつ、中身と一緒にレシートを見せます。これで問題ないだろと思っていたら、そのレジのおばさんは何かわめき出して怒り始めます。何を言ってるのか全然わからないのですが、とりあえず渡したレシートを見てみると、なんと自分の買い物のレシートではありません…。

よーく見てみると、そのレシートにはさっきのレジで前の人が買った(と思われる)ジュースの売り上げが記載されてます。そうです。どうやら間違えて別のレシートを貰っていたのです。そこで一生懸命英語で弁解しますが、レジのおばさんには全く通じずどんどんエキサイトしてきます。そのうち、スーツを着てる人を呼ばれ、レジのおばさん、スーツの人、そして私の3人はレジから少し離れ、話し合いを始めます。さすがにこのスーツの人なら英語通じるだろうと思い少し安心した私は甘かったです。

それから10分くらい延々と英語で釈明するのですが、そのスーツの人にも英語は通じませんでした…。最初は面倒だなと思っていただけなのですが、段々不安になってきます。まさか、このまま濡れ衣着せられないだろうな、と。いや、まさか警察なら英語通じるはずだ。いやまてよ。英語は通じても肝心のレシートは別物だし…などなど、段々悪い方へ、悪い方へ考えが行ってしまいます。

そうこうしている間、私はさっきのレジのおじさんのところへ行くよう英語で頑張って説明し続けます。魂のさげびが通じ…たわけではないのですが、近くにいた英語のわかる人が私の言ってることを相手に通訳してくれて、さっきのレジへ行くことになりました。考えがネガティブ・ループに入っていた私は、もしおじさんが交代していなかったらどうしよう、という考えが浮かびました。が、さいわいなことに、そのおじさんはまだレジで頑張っていました。心の中でガッツポーズです。と同時に、自分のことを、自分の買い物のことを覚えていてくれるだろうか、と心配していましたが、その素晴らしいおじさんは私のことを覚えていてくれて、スーツの人に何か説明すると、一気に問題解決。万引き疑惑は解消できました。

そういうわけで、みなさんもカルフールに行ったら、レシートは必ず確認してから貰いましょう。


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