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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

万引きと思われない

先週の土曜日の夕方、ミーティング等が終わった後で少し時間があったのでジュネーブのダウンタウンに出掛けました。夕方店が閉まる間際に出かけて、自分の服と土産をサクッと買ってきました。それだけではわざわざ書くほどのことはないのですが…

服を買った店を出る時に、防犯ブザーらしき音がします。凄い人ごみだったし、雑踏の音も大きかったので、防犯ブザーとはほとんど認識していませんでした。次にワインを解に店に入ったところ、ここでもまた防犯ブザーらしき音がします。ここでようやく自分に反応しているのではないかという疑いが芽生えました。しかしまだ何が起こっているかは完全に把握していません。電磁波を反射だか共鳴させるような物を自分が持ってるはずないのに、と思う一方で、もしかして…とある考えが思い浮かびます。

でもどうしようもありません。ワインを買って、出口付近に防犯タグを検知する機械の前を正々堂々と歩きます。すると…やっぱり、鳴りました。間違いありません。自分に反応しています。以前カルフールで万引きと間違われたときのようにスーツ姿のごっつい男が現れるかと思いましたが、とりあえず恥ずかしいので、自分に反応したとは周りの人に悟られないように堂々と歩き続けます。で、結局、誰にも呼び止められず、何事もなかったように帰路につけました。

しかし問題はまだあります。なぜ私に反応したか、です。買い物袋に手を突っ込んで防犯タグがないか調べますが、軽く触っただけでは着いてるかどうかわかりません。しかも、そこから服を買った店まで戻るのはかなりの手間。しかも、店がまだ開いているかどうかわかりません。もし防犯タグが着いていたら壊せばいいか、と考え、そのままCERNの宿舎に戻りました。

部屋に戻るやいなや、袋から服を取り出します。一見何も着いていなそうでしたが、やはり(!)着いていました。プラスチックのあれです。とりあえず、いつも持ち歩いている折りたたみのペンチでこじ開けようとしますが、かなりの強敵。まあ、それはそのはずです。そんなに簡単に外れたら防犯の意味ありませんから。仕方ないので、叩き壊そうかと思いましたが、そのタグをよく見ると壊すとインクが飛び出す、的な絵が書いてあります。そうか、無理矢理壊すとインクが飛び出して服を使い物にならなくなる仕組みなのか、と悟ります。

ここから格闘すること約30分。ペンチでこじ開けようとしますが、うまくいきません。少しだけこじ開けた隙間を覗くと、色のついた出っ張りが幾つかあります。それを押すか引っ掛けるかすればいいのかとしばし悪戦苦闘。が、注意深く明かりをかざしてその出っ張りを見ると、どうやら液体っぽいのです。いやー、危ないとこでした。それがインクなんですね。

この辺で力尽きて一旦諦めます。今度は道具を借りて、インクを炸裂させずにプラスチックを破壊することにします。そこで、CERN滞在中で家にいたHくんとMくんにSOSのメール。CERNに来るついでのあるHくんにペンチやらプライヤーを持って来てもらいます。それで上手く行くかどうか不安だったのですが、プラスチックの材質がしょぼいのか、意外に簡単に壊せます。ペンチ2つを使ってバキバキやると、インクを出すことなく見事にタグの片方を破壊。長い苦闘の末にようやくタグから解放。

いやー、ホントよかったです。しかし、防犯タグを外し忘れるとは酷い店員です。というか、店を出る時に防犯ブザーが鳴っても誰も止めないんですね。最初の1回目は私自身ほとんど気付きませんでしたが、ワインを買いに行ったデパートでは明らかに2回とも(入る時と出る時)鳴りました。でも、誰も万引きだって騒ぐ人いないんですよ。そういう防犯システムがあるよ、っていう抑止力だけで、実際にはそれでガードが駆けつけて来るということはないんですかね。もし、服を買った店を出るときに誰かに止められていたら、レシートを持っていますからそれで問題解決だったのですが…いい(?)体験をさせてもらいました。

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