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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

学会の様子その2

昨日に引き続き、今日も学会の様子、特に発表の様子について書いてみようと思います。

昨日書いたように、一般講演は講演時間15分とかなり短いです(それでも物性に比べれば多いわけですが)。なので、いかに自分のやってることが面白くて、なんでそういう研究をしているのかを簡潔に聴衆に伝えるのが一番重要だったりします。最初の2、3枚のスライドでわからなくなったり、面白そうと感じなければ、大抵の人はそれ以後話を聞かなくなりますから。

観客として見ていて面白いのは、やっぱり発表の後の質疑応答です。いいトークだとやはり質問やらコメントが多いです。当たり前ですが、面白くなければ誰もコメントしないし、理解不能では質問のしようがありません。なので、質問にきちっと答えられるかどうかは別として、質疑応答の盛り上がりがそのトークの善し悪しのバロメータと言えます。
……と書いていて思うのは、自分の授業で学生からの反応が少ないのは、やっぱり自分の授業が面白くないんでしょうね。なんて、弱気なこともたまには書いてみます。周りからは強気の塊みたいに思われてますので。ははは。

さて質疑応答の話に戻りますが、学生の場合はバラエティに富んでいます。なんというか、スペクトラムが広いというか、よくできる学生とそうでない学生の差が激しくて、見ていて痛々しいときがあります。質問するほうとしても、まともな答えが返ってこないと思われるときがあって、そういうときは質問したくても、しようかどうか迷ってしまいます。もちろんそんなことは気にせずに、聞きたいことをガンガン質問する人もいますが、私みたいな人も結構いるようです。逆に頼もしい学生は自分のグループに引き入れたいので、有望な新人を発掘する場、とも私の場合はとらえています。

ただ、いい研究をしてるからといって必ずしもトークが上手いかというと、100%相関してるわけでもないので、なかなか優秀な人材を探すのは難しいです。特にスタッフの場合は、相関度が弱い気がするんですよね。自分で実際にproductive, creativeな研究をしていなくても、論文を読んだり、人のトークを聞いて、他人のやったことの美味しいとこどりでそれなりのトークをする人も結構いる気がします。その発表と同じ研究をしてる人なら、話に深みの無いのはわかりますが、そういうレベルで判断できるくらい非常に似た研究をしてる人というのはそんなにいないので、結局そういう人はトークが上手いという評判になってるようです。まあ、一言で物理屋と言っても色んなタイプがいます。


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