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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

人がいない

研究室に全然人がいません。少し前にも書きましたが、KOTOというKaonの実験をやってるスタッフ・学生は、今まさにビームが出ているために、卒業を目指している博士課程の学生Iくんを除いて全員が東海村。CsI結晶を積み上げて作るカロリメータの約2/3(よりはもっとたくさんかな)を完成させ、エンジニアリングランをやっています。先週からビームが出ているようで、とりあえず今月末までビームタイム。その後1週間は加速器側のstudyをやり、11月になってからさらに3週間(?)程度のビームタイムが予定されているようです。というわけで、しばらくは、KOTO関係者は大学にはいなさそうです。

ところで、東海村のJ-PARCでKaon実験をやっているときは、陽子ビームを各実験ごとの専用ターゲットに入射させるのではなく、一つのターゲットに入射させ、そこで生成された2次ビームを磁場やコリメータを使って各実験グループに分配します。なので、KOTOをやってるグループだけではなく、他のビームテストをやっているグループもあります。飲み仲間であるMくんやMくん(Tくん)たちも液体アルゴンを使った検出器のビームテストをやっているらしいです。

また、Kaon実験などのハドロンビームラインにビームを送っているときは、ニュートリノ実験であるT2Kにはビームを送れません。固定ターゲット実験の場合、円形の加速器内をぐるぐる回っているビームを磁場で蹴り出して固定ターゲット用のビームラインにビームを送るのですが、ハドロンビームラインとニュートリノ用のビームラインではビームの取り出し方が違うので、同時に実験をやれません。まあ、やれたとしても、使える粒子数が少なくなってしまいますし。なので、ハドロンの実験グループとニュートリノの実験グループでは、端的に言うと、ビームタイムの取り合いになります。T2KはJ-PARCでの素粒子実験のフラッグシップ的存在なので、Kaon実験グループはビームタイムを確保するためにも、予定通り実験を遂行してるということをアピールできないとならないので大変です。

おっと、KOTOの話がだいぶ長くなりましたが、そんなわけでY教授はじめ、スタッフから学生まで最近は大学には誰もいません。そして、私たちATLASグループの博士課程の学生はいつも通りCERN常駐。さらに修士課程の学生2人が今はKEKに行っていて、大学にいるのは修士課程1年のEくんだけです。というわけで、なんと研究室の中で大学にいる大学院生は今2人だけになっています。大きな学生部屋が非常に寂しいです。学部4年生が最近は研究室に現れる頻度が上がっているので、それで幾分ひっそりとした感じが減ってはいますが。

そんなひっそりとした研究室ですが、私はいたって通常通りの生活。昨日は午前中に講義、晩は私が一番嫌いな国際会議の講演者候補選びのミーティング。それ以外はセミナーの準備をしたり、講義で使うレポート問題を考えたりと、大学教員っぽい一日でした。今日も午後は実験の授業で、連日、大学教員らしい生活です。

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