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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

研究室近況

昨日はLHCの近況について書きましたが、今日は大学の研究室の近況を書いてみます。

まずはATLASグループから。
博士課程の2人は学会発表のために日本に一時的に戻っていましたが、学会翌日の15日にはCERNに帰りました。修士課程の2年生1人は学会へも行かず、KEKに滞在したまま研究。というわけで、今大学にいるのは修士課程の2年生と1年生それぞれ1人づつです。いつも通りながら、ちと寂しい感じです。もう少し学生が増えて欲しいところです。

学生は多く出払っていて寂しいですが、実験機材は徐々に充実してきています。KEKから恒温槽を借り、さらに、ずっと欲しかったソースメータをようやく購入しました。これからの試験では、放射線によるダメージを受けたセンサーの挙動を調べることになりそうで、そういうセンサーには200V以上の高電圧をかける必要があります。最初買おうと思っていたソースメータは出力が200Vまでなのですが、上記の理由で1000Vまで出力可能なソースメータを買いました。かなり高額で、私にとっては相当思いきった買い物でした。

Kaon実験のグループは、10月後半からのエンジニアリングランに備えて、今が忙しさのピークといった感じでしょうか。大学で試験したCsI結晶を送り出す準備をしたり、PMTの周りにミューメタルやらカプトンやらを巻くという作業を、学生(=私たちの研究室とは無関係の学部生)バイトまで雇ってこなしています。学会会場にまでこの作業セットを持ち込んで作業するほどの聴牌ぶりのようです。一方、実験をする東海村では、スタッフ1人と博士課程の学生1人がずーっとCsI結晶を積む作業をしています。ポスドクの人も普段は東海村でこの作業をしていますが、今は学会からの帰りで(?)大学にいます。カロリメータ全体の3分の2くらいのところまで完成させてエンジニアリングランに臨むべく、ラストスパート中です。って、準備がラストスパートなだけで、準備が終わるとすぐにビームが出るので、彼らはしばらく忙しそうです。

ちなみに、Kaonグループでは、東海村と大学のどちらでもない、ミシガン(だったかな?)に滞在している学生もいます。ミシガン大学グループと共同開発を行っている器材があり、その開発のための長期渡米です。私たちATLASグループと同様に、大学だけでなく色々な場所で研究を行っています。

大学以外の場所で、移動教員が近くにいない環境で研究を着々と進める学生がいるというのは、頼もしいことです。

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