FC2ブログ

ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

昨日に続いて

作業風景続編です。

cleanroom_a

これは、昨日写真つきで紹介したUくんとは別のシリコン検出器開発プロジェクトに参加しているOくんです。部屋も昨日とは違います。LHC実験というのは大型実験なだけあって、計画から実験開始まで15年以上かかりましたが、同様の理由で、最近実験が始まったばかりだというのに、もう次のアップグレード計画が動き始めています。そのアップグレード計画のためのシリコン検出器開発の一環として、Oくんはテスト用のデータ収集システムの開発を行っています。

写真中央の恒温槽にシリコンセンサーからのデータ読み出し用のICが入れてあり、彼が何やら触っているのが、そのICからの信号を読み出すための装置です。実は、外国の研究機関が開発した市販品を利用した既存のデータ収集システムはあるのですが、機能、汎用性、拡張性、価格の面から、あまり使いたいと思うものではなく、日本グループでより高性能かつ廉価なシステムを作ろう、というのがOくんの計画の背景です。

上の写真に写っているのは、ATLASのシリコン日本グループの検出器開発、テスト部屋で、ここもまた宝の山です。KEKは日本の高エネルギー物理の総本山で、そこにある検出器開発室なのですから最先端の機器だらけで当然なのですが、あまりに身近なので(?)日本の科学技術の最先端の場所だということを忘れてしまいがちです。宝の山と書いてますが、ここに宝がなかったら、日本のどこを探してもないというような話なんですよね。だからこそ、私たちもわざわざ試験をやりに来ているわけです。

cleanroom_b

すぐ上の写真は、Oくんが写っている写真の部屋に設けられた(旧?)クリーンルームです。シリコン検出器や、その信号の読み出し用ICは微細な装置なので、試験や修理に顕微鏡が必要なときがあります。そのために、写真のように、顕微鏡やらそれに付随するカメラとモニターが必需品だったりします。

とまあ、ブログ用の写真を撮って遊んだりしていますが、やりたかったテストをこなすことができてだいぶ仕事が捗りました。KEKのスタッフとも色々な議論ができて今後の方針もより具体的になりました。この後、ミーティングというかまた別の作業をこなし、そして飲み仲間と飲みに行けば、今回のKEK出張の予定はすべてクリアです。

日常 | コメント:1 | トラックバック:0 |
<<宿題 | HOME | 作業風景>>

この記事のコメント

このコメントは管理人のみ閲覧できます
2010-07-11 Sun 08:59 | | [ 編集]

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |