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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

アウトリーチを振り返る

19日の科学館でのアウトリーチ活動を振り返ってみます。

私は昼前から大学で最後の準備。整理券を印刷して学生に裁断を頼んだり、自分の講演の最終チェック。14時過ぎにはYさんが私のオフィスに到着。抽選で渡す品々やジュース、菓子、ケーブル等々を車で科学館まで運んでくれます。私も車に乗せて行ってもらってもよかったのですが、前々から相談して決めておいた通り、危機管理(渋滞や事故などのトラブル)の観点から別行動。私は電車で科学館まで移動しました。

科学館に私が着いたのは15時半くらい。一足先に到着していたYさんとともに準備を始めたかったのですが、コーヒーを頼んでおいた業者が到着すると、サーバーの説明等に30分以上かけられてしまったのは大きな誤算でした。使い方の説明だけ2、3分で手短にしてもらえば十分だったのですが、なかなか帰ってくれないのには参りました。

16時になると、プラネタリウムホール別室が空くので、そこに映像と音声を配信するための準備を開始。担当はYさんです。ネットワーク関連が繋がることを確認したり、画像と音声を出せることを確認したりします。同時に、別室内の机とイスの配置がえ。ボランティアで手伝いに来てくれた学生さん達に手伝ってもらいます。

16:45にプラネタリウムが終了するので、すぐに私たちが準備を始められるはずだったのですが、なぜかよみうりテレビの人たちが科学館の人のインタビューをプラネタリウムホールで始めて、私たちに準備を始めさせてもらえません。正式に企画を出して場所を確保してるのに約束の準備を始められないという事態に私はかなりキレギレ。よみうりテレビの人々が悪いのか、約束を無視して会場を使う科学館側でインタビューを受けてる人が悪いのか、その辺はわかりませんが、今回の企画で私にとっては一番のトラブル。このアウトリーチ活動の科学館側の担当者もかなり腹を立てていました。

というわけで本来なら終了してるはずの17:20頃からプラネタリウムホールでの準備を開始。ネットワークが繋がらなかったり、コンピュータの電源が見当たらなくなったりと、慌てているがゆえのトラブルが結構ありましたが、なんとか開演10分前くらいには準備を完了。大勢のお客さんをどのようにプラネタリウムホールに誘導するかなど、事前の打ち合わせに基づいて私も手伝うつもりでいましたがそんな時間は全くなく、こういう企画で一番大変な対応はY教授に任せっきりになってしまいました。予想以上に当日参加者が多く驚いていましたが、入場の状況を正確に把握していない私は、人が入りきれるのか、うまく誘導できるのかなどの不安をかかえつつ、気持ちの切り替えができないまま18時の開始となりました。

科学館のEくんのイントロダクションの後にいよいよ自分の講演。まだ冷静な自分に戻れず、講演の前半はしどろもどろになりました。というか、冷静なときこそテンションを上げて物理の楽しさ、不思議さを伝える努力をするのですが、テンションが上がらないのには参りました。それでも後半からは落ち着きを取り戻し、下の写真のようにテンションも段々上がり、なんとかYさんにバトンタッチ。
talk_1

そんな冷静さを欠いた私とは対照的にYさんは、いつも通りの落ち着いた講演。それを見ていて私もなんとか普段の精神状態に戻れました。下は、講演開始時のYさん。
talk_2

私たち2人の講演が終わると、次は裏方さんにとっては受付に並んで大変なコーヒーブレイクの準備。人数に対してコーヒーの業者が用意してくれたポットがあまりに少ないために、学生さん達があらかじめコーヒーを作っておき、かつ、タイミングを見計らって新たにコーヒーを作るという難しい作業が要求されました。ここでもY教授が大活躍。どうなっているのか心配でしたが、私は質問を受けたり、次の中継の準備があったのでプラネタリウムホール内にとどまっていました。準備風景と、休憩の風景を貼っておきます。
coffee_2 coffee_1 coffeebreak
お菓子は十分用意したつもりだったのですが、高校生が爆食いをするので最初の数分で全く食べる物がなくなってしまったらしく、後からプラネタリウムホールを出たかたは飲み物にしかありつけなかったようです。今回の反省点と言えば反省点なのですが、私たちの予算にも限りがあるので量を増やすのは難しく、出し方に工夫するくらいしか余地がありません。ただそれも、300人を越える人間に対応するのはかなり難しい感じです。

さて、そんな修羅場をよそに私は技術的に一番心配していたCERNとの中継とその後の抽選会の準備。この段階でもお客さんが何人くらいなのか、コーヒーブレイクはどんな感じだったのかなど全く把握していませんでした。しかし、精神的には十分落ち着きを取り戻し、普段のテンションに戻ることができていました。

休憩後は私が司会でCERNとの中継。講演では私の緊張が伝わったのか会場のお客さんも少しかしこまっている印象を受けました。が、普段のテンションに戻った私につられたのか、コーヒーを飲んでリフレッシュすることができたのか、CERNとの中継を開始する前の私の説明のときには、お客さんもリラックスしていることを感じ、ひとまず安心しました。そして中継。個人的にはTくんたちが用意してくれた実験現場の紹介ムービーは今回の企画のメインだったと思っています。講演はよくある企画ですが、このようなスタイルで実験を紹介するというのはかなり斬新だったのではないかと、企画者の一人として自負しています。

そんな実験現場の紹介の後は、CERNに滞在してる学生たちとの質疑応答。
live_video
自分の感覚としても、後から参加者の感想などを聞いても、若干間延びしてしまったことは私たちの準備不足と、私の司会力の低さのせいです。CERNにいる人たちにはこちらの様子(どれくらいの勢いで質問があるか、どれくらい慌てているか、といったこと)が伝わりませんから、回答者を私のほうでもっと強く誘導してあげるべきでした。今後の改善テーマです。

そして最後は抽選会。ATLAS実験ならではのグッズを揃えたので、そこそこ喜んでもらえたのではないかと思います。

ということで、長いこと準備してきた科学館での企画が無事終了。片付けを終えて22時過ぎに近くの飲み屋で簡単な打ち上げをしたときのビールの美味しかったこと。科学館に来てからずっと立ちっぱなし、走り回りっぱなしだった私はやっとイスに座れて肉体的にもリラックスできましたし、大きなイベントをこなした充実感と合わせて本当に幸福感いっぱいでした。そしてなにより、思っていた以上にお客さんが大喜びしてくれたことが嬉しかったです。Tくん、Yさんともどもまたこういう企画をやろうと盛り上がっています。

最後に、来場してくださったかた、応援してくださったかた、本当にありがとうございます。お礼申し上げます。また、科学館側の担当だったEくんは、私たちの注文と科学館側の板挟みで色々大変だったと思います。ご苦労をおかけしました。

いやー、でもホントお客さんが喜んでくれたのはよかったです。またこういう企画を絶対やります。

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2010-06-24 Thu 02:53 | | [ 編集]

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