FC2ブログ

ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

緑色の星

いただいたコメントに対する返事を書いていて思い出したのですが、星には赤い星や白い星はありますが、緑色の星がないということにみなさんは気づいていましたか?

私は考えたことが全くなく、しかも人に言われるとアンタレスとかベテルギウスとか確かに赤いなぁと思うくらいでした。温度によって色が違うくらいは流石に知ってましたが、緑色の星があるかどうかなんて考えたこと全くありませんでした。この前昼飯どきにそういう話題になったのですが、緑色の星ってないんですね。少し考えればわかる、そんなに難しい話ではないのですが、頭の回転の遅い私は人に言われるまで瞬時に考えが及びませんでした。

物体はその温度によって固有の光を出していて(黒体輻射)、その温度によって波長すなわち色が違います。温度が低いときは赤くて、高くなると段々青側になっていくということはどこかで聞いたことあるかもしれません。なので、温度の低い星は赤いと言われるわけですね。じゃあ、少し温度が高くなって赤と青の中間の緑くらいの星があってもいいじゃないかと一瞬思ってしまいます。というか、私はその罠に見事にはまったのですが…黒体輻射のスペクトラムは単波長、つまり赤なら赤の一定の波長だけ、青なら青の一定の波長だけを出しているわけではなく、実際にはかなりの幅を持っています。なので、赤より少し温度が高くなって緑にピークを持つような星の場合、緑が多いのは多いのですが、そのとなりの赤や青の成分も混じっています。これらの混じり合わせを見ると、赤、緑、青の混ざり合わせですから、人間の目には白っぽくなってしまいます。

ということで、緑色の(普通の)星というのはないんですね。赤く見える星の場合は、スペクトラムの中心が赤外まで行っていて、赤の波長に染み出している成分が我々の目には赤く見えるということなんだと思います。

葉っぱにしても星にしても、色を考えるだけで結構物理を楽しめますね。

日常 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<帰宅 | HOME | ついでにLHCの近況も>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |