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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

安全講習とか

一昨日の移動ではCERNに着いたのが23時頃。その日はCERN内の宿舎に泊まりますが、その時間ではもうフロントは開いていません。代わりに夜遅くに到着したときは、CERN入り口の守衛のところで鍵をもらいます。日本の研究所のKEKでも同様のシステムです。

鍵を受け取り、宿舎の自分の部屋に辿り着き、そこでまず最初にやることは自分のラップトップを立ち上げ、溜まっているメールにさっと目を通します。流石にしんどいので緊急度の高いメールにだけ返信します。というのが、いつものパターンなのですが、今回は新しいラップトップ(3月末に購入、CERNに持って来るのが初めて)だったために、すぐにはネットワークに繋がりません。CERN内のネットワークに繋ぐには、コンピュータのMAC addressが登録されていないとなりません。ということで、普通ならそんな夜遅くには対応してもらえないかと考えがちですが、CERNの場合この辺のことは全て自動化されていて、ネットワークに物理的に接続後、ウェブブラウザでどこかのサイトにアクセスしようとすると自動的に登録のためのページに飛ばされます。そこで必要事項を記入し待つこと2、3分。最初は「Your request is in que」というメッセージだったのが、「In progress」に変わり、最終的にはコンピュータを再起動しろというメッセージになり、言われた通り再起動すると今度はちゃんとネットワークに繋がります。

CERNでは万事進むのが遅いとよく文句を言ってますが、こういうサービスをトラブルなしで受けられると、腐っても鯛ではありませんが、CERNもなかなかやるなと思ってしまいます。ちなみに、上記の説明はCERNのユーザーにだけ当て嵌まります。外部の人が一時滞在する場合は、身元保証人的なCERNのスタッフが必要なので、あらかじめ知り合いに手配を頼んでおく必要があります。

そんなわけで一昨日、到着当日に無事ネットワークに接続することができました。そして昨日は、ミーティング等にも参加しましたが、私にとってのメインイベント(?)は安全講習。ATLAS実験のコントロールルームに入れなくなっていて文句を言ったところ、必要な安全講習のうちの1つが期限切れになっていたことが発覚。そのために安全講習を受けたというわけです。

ここでもCERNらしいのは、安全講習とはいえ人と一切接触がありません。私が受けたコースは全てウェブ上。スライドやビデオを勝手に見た後、これまたウェブ上でテストを受けます。そのテストに合格し、その情報がデータベース上でアップデートされると自動的にコントロールルームに入れる、という仕組みです。テストのチャンスは2回。2回連続で落ちるとどうなるのかわかりませんが、幸いにも私は1回で合格。ということでめでたくコントロールルームにも入れるようになりました。

別のタイプの講習では、講習会場に行って時間になると勝手にビデオが流れ、そのビデオが終わると自分で登録、といったような流れになっていて、これまた人間と接することなく全ての講習が終わります。徹底した自動化が進んでいます。今回のように、ネットワーク接続にしても安全講習にしてもトラブルなく進むと、便利でいいなぁと思うのですが、一旦トラブルがあるとその処理はかなり大変になります。唯一の連絡方法がメールで、直接人間とやりとりできないので、少し面倒なトラブルになると修復するのに凄く時間がかかってしまいます。トラブルのない自動化システムが一番なんでしょうけど…どれくらいの信頼度で実用に踏み切るのか判断するのが難しいところですね。

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