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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

文化の違い

中国でのパクリ問題が最近ニュースになってますね。スピッツのパクリと言われてるやつがウェブ上にあったので聞いていましたが、世間で言われてるように、似てるというレベルを越えてます。怪しげな人たちが海賊版で儲けるというレベルではなく、万博という世界が注目する場ですら海賊版を堂々と使ってしまうのですから…凄いですね。

って、まあ、中国のパクリ問題は今更な話題なわけで、国民性の一つみたいなもんだと私は認識しています。日本に住んでる人の価値観からは悪いこと、恥ずかしいこと、なのですが、彼らにはそういう感覚が無いか、あっても非常に希薄なのではないかと感じます。それに、日本が世界に誇る技術も基本はパクリだし、そもそも私たちの最近の生活様式や考え方も欧米、というか主にアメリカ、のパクリだし…なんてことを考え出すと、そんなに目くじらを立てる気がしなくなってしまいます。もちろん、著作権法の問題はそれとは別次元ですが。

国民性の違いは、国際共同実験をやってると日々感じます。博士課程の学生の頃にアメリカに住んで研究生活を送っていたときは驚きの連続でした。アメリカはアメリカ人だけではなく、アジア系を筆頭に世界各国から人が集まってますから、国民性の違いや文化の違いを肌で感じるチャンスに事欠きませんでした。人のオフィスの机を平気で漁る人たちに驚いたり、釣りの計算をしない店員に驚いたり、と、日本で生活してると体験できないことを色々体験しました。

こういう違いを持った人たちと共同で研究を進めるのは、忍耐と慣れが必要です。というか、どうやって物事を進めて行けばいいのか学ぶ必要があるんでしょうね。何事も相対論で、私たちから奇異に映ることは、相手が私たちを見ても奇異なんですよね。なので、違いを議論するのはそれはそれで興味深いことなんですが、実際に何らかのプロジェクトを共同で進める時には、違いを議論する方向に持っていかない工夫が必要です。私たちの場合は、科学、物理という共通言語、共通理解があるからまだましですが、外交って大変なんだろうなとつくづく思うことがあります。私がやってることも最近は物理を離れてcollaboration内の外交問題だけ、なんてことがあるので、余計にそう感じます。


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