FC2ブログ

ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

物理学と切手収集

高エネルギー総会というものに出席した方は、タイトルだけで私が何を書こうとしているのかわかると思います。

高エネルギー物理学研究者会議総会というものが学会期間中に毎回開催されます。高エネルギー関係者なら誰でも参加できる会議です。そこで、大物Kさんが「物理学以外は博物学と同じだ。昆虫採集みたいなものだ。」というナイスな発言をしました。するとこれまた大物のSさんが「ラザフォードは『科学は物理学と切手収集だ』と言った」というコメントを返したんですね。会場大爆笑。

物理を、特に素粒子、エネルギーフロンティアをやってる人間には少なからずそう思っている人が結構いるのではないでしょうか。かくいう私もそれに近い印象を持っています。もちろん、博物学や昆虫採集や切手収集を否定するわけではないのですが、物理以外ってみんな同じに見えちゃうんですね。物理でも分野によっては、博物学としか見えない分野もあります。たぶん、しばらく前に書いた内容とかぶるのですが、素粒子物理は深さ方向にベクトルが向いている学問なのに対して、それ以外の分野って多かれ少なかれ広がりを膨らませる方向にベクトルが向いている(ように見える)から、そう感じてしまうのだと思うのですが…自分が感じていることをKさんが言い、それをラザフォードが言ってたというのは、どう表現していいのかわかりませんが、とにかく興味深かったです。

そういえば、私も高校生や一般向け講演でよく使う表現に「素粒子物理学は考古学だ」と言うのがあります。全く同じことをこれまた大物のMさんがどっかの委員会で言っていたのを聞いて、みんな考えてることは同じなんだなぁ、と1人でニヤニヤしたことがあります。

学問を分類しようとしたら色々な分類の仕方があって面白いですね。


研究 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<4年生研究室配属 | HOME | 物理学会4日目>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |