FC2ブログ

ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

自主トレなど

何度も書いていますが、私たちのグループの博士課程の学生2人は海外に常駐して研究を行っています。実験の現場、最前線で研究を行うことのメリットは幾つもあるのですが、1つデメリットとなる可能性があるのは、物理に触れる機会が減ることです。自分で意図して論文などを読んで勉強すればよいのですが、そうでないと、日々の研究に追われて勉強する時間をなかなか作れません。1人はフライブルグ大学に滞在しているので、それなりにゼミ的なものに参加する機会がありますし、周りの学生との議論などもあってそれなりに物理に触れる機会があるようですが、CERNに滞在している学生にはそういう機会が少ないので、半強制的にそういう環境を作ろうと今週からまた新たなゼミを始めました。ATLASグループでかつ海外常駐組を対象、プラス研究員のUさんも参加して4人というこじんまりとしたものです。私は気楽に、やりたいときに、やりたいように、やりたいだけやればいいと思ったので「自主トレ」と呼んだのですが、Uさんに「それをゼミというんです」とツッコまれてしまったので、ゼミと書いておきました。

第1回目、いや違った、本当は今日が初日ではありませんでした。先々週CERNに行った時に、自主トレ…じゃなくてゼミ第1回目として、私が夏の学校で話した内容を博士課程の学生2人に説明してきました。それが実質第1回目だったので、今日は2回目ですね。

その2回目はMくんがCDFのWの質量測定の論文を解説。細かい内容をここで書くつもりはないですが、誤差が0.05%程度というのは凄い数字ですね。ちょっと信じ難い数字です。もちろん解析はきっちりやってあって、誤差を抑えるべく頑張っていることはよーくわかるのですが、それにしても0.05%って。唸るしかありません。何を今さら言ってるんだとツッコまれそうですが、論文を改めて読むとやっぱり驚いてしまいます。物理の面白さは置いておくとして(人によって何を面白いと思うかは違いますからね)、解析の勉強として、訓練としては非常に有効な解析です。私みたいないい加減な人間にはできない解析です。


大学 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<卒業研究の進捗 | HOME | misc.>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |