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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

察する

このブログによくコメントしてくれるNさんから聞いた話ですが、すでに亡くなられたこの業界の巨人Oさんの口癖が「察しろや」だったとか。それが本当だったかどうかはさておき、思わずそう口にしたくなることが多い私は、年をとってきたのでしょうか…。

端末に向かいあるコマンドを長い引数つきで入力します。そしてリターン。すると、そんなファイルはありません、あるいは、そんなコマンドは知らんと言われてしまいます。なんでだろうと入力した行をよく見ると、ながーい入力のうち1文字だけタイポ…。おもわず「察しろや」とコンピュータに向かって叫びたくなります。

研究会等で自分のラップトップを使って発表する場合があります。自分がいつも使っているプロジェクター、使ったことのある教室、使ったことのある会場だとテストしないかもしれません(それでも、大切な講演のときはテストします)が、初めての会場なら自分の講演の前、休憩時間等に、自分のコンピュータがプロジェクターを正しく認識しちゃんと画像が出るかどうか確認します。って、エラそうに言ってますが、極めて普通のことですよね。ところが、そのテストをしない人がいて、さらに運悪くトークを始めようとしたところプロジェクターを正しく認識しないときがありますよね。心の中で「テストくらいしとけよ」と思いますが、まあ、いらちの私でもそれくらいではそんなにイライラしません。

がっ…そういうハプニングがあったにもかかわらず、次のセッションで同じハプニングが起こると「言われなくてもテストしとけよ」と怒鳴りたくなってしまいます。いや、私は大人なので(?)怒鳴ったことは一度もありませんが、ハプニングを見たばっかりですから、テストをしとこうと思うのが普通だと思うんですね。そんなことは一々人に言われてやるようなことではなく、「察して」欲しいわけです。自分の前にトラブルがなくても「察して」欲しいわけですが、百歩譲って、少なくとも他の人のトラブルを見た後には「察して」欲しいものです。

今日は午後、2時間ほどジュネーブのダウンタウンで過ごしました。そこでトラムに乗ったのですが、帰りのトラムの停留所の位置が今までの場所から50mほど移動されてたんですね。ジュネーブのメインの駅であるコルナバン駅の前ですから、通常だと多くの人が待っています。ところが、反対方向に行くトラムを待つ人は普段通りなのですが、CERNに向かう方向は、なんだか人が少ないんですね。当然、私みたいに知らない人は元の停留所に行きますから、やや少ないながらも人がいます。

で、私は、今日はなんでこっち方向だけ人が少ないんだろう?と思いながら停留所をうろつきます。すると、何やら掲示板があります。フランス語なので内容は全くわかりませんが、状況から判断するに停留所が移動したっぽい。けど、どっちに行けばいいのか掲示を読めないのでわかりません(トラムなのでレールがありますから、どっちに行けばいいかだけわかれば大丈夫です)。でも掲示板を見てる人は私だけではないので、掲示を見て反応をした人についていきます。というか、正確にはそっちに向かって歩き始めるとすぐに移動された今の停留所がわかりました。

状況を「察する」ことができたので、1本逃がすことなくトラムに乗れました。でも、走っているトラムの中から外をみると、元の停留所の場所にはそこから乗ろうとしてる人がやはりいました。教えてあげたいのですが、どうすることもできません。世の中の結果には、ラッキー、アンラッキーがありますが、純粋に運でかたずけられている要素だけでなく、「察する」力の違いで結構結果が違ってくるのかなぁ、なんて思ったのでした。いや、まあ、今日の私はホントに運良く意味不明の掲示板が目に入っただけですが。ははは。


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