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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

CERNに長期滞在中の学生

LHCの運転は先週の中頃に止まり、カフェも先週末で休みに入り、CERNはクリスマス休暇に入りました。研究員も週末に日本に帰ってきましたし、長期で滞在している他大学の多くの博士課程の学生も帰国する学生が多いようです。

そんな中、私たちのグループの博士課程の学生は2人ともヨーロッパで年越しです。前にも何度か書いたことありますが、一人はCERNに長期滞在中。もう一人はドイツのフライブルグ大学というところに長期滞在中です。実験現場ではLHCは止まってもコンピューターは動き続け、データ解析は着実に進んでいます。そういう状況で博士課程の学生が帰国するという発想が私には全くなかったので、2人がスケジュールを決める時に何の迷いもなく3月の学会までは帰ってこなくてもいいのではないか、とアドバイスしたために2人はヨーロッパで年越しすることになったわけです。

実際、自分が博士課程の学生だったときに年末年始に帰国したことないですし、その後Fermilabに就職してからも、わざわざ航空運賃の高い年末年始に帰国したことはありませんでした。しかもFermilabでは年末年始もシャットダウンしないで実験を続けてることが多いですから、休暇を取る欧米人が多い中で実験を走らせているのはアジア人ばかり、というような構図でした。コンピューターも使用率が下がって自分のジョブがサクサク流れるという状況になるので、チャンスとばかりジョブをガンガン流しました。別に私だけがそうだというのではなく、多くの日本人や中国人達もそうしていました。しかし、CERNというかヨーロッパで研究をしている人たちは、アメリカで研究をしている人たちとはちょっと雰囲気が違うようですね。

それはさておき、ヨーロッパで年越しをする学生2人ですが、フライブルグに滞在する1人はドイツを非常に気に入ったようで、CERNではない場所に長期滞在させて大丈夫なんだろうかと最初は心配しましたが、今は生活面でも研究面でもドイツ生活に馴染んでいるようで心強い限りです。CERNに滞在中の学生は研究面、生活面双方ともに厳しい環境だったのではないかと思いますが、研究は軌道に乗ってきましたし、生活面でもこれからはいくらか楽になるのではないかと思います。2人とも多くの人が休んでいる間に、サービスタスク的な作業に煩わされること無く自分の解析でもガンガン進めてもらいたいものです。

にしても…Mくんはなんであんなにドイツ好きになったんだろう。怪しいです。真相を究明しないと…。


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