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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

さらに加速

LHCの調整作業は順調で、今日は450GeVでLHCに入射されたビームを1.18TeVまで加速することに成功しました。今までの最高エネルギーがアメリカのフェルミ国立加速器研究所というところのTevatronによる0.98TeV。ということで、CERNの所長が全ユーザーに向けて時々メールを発信するのですが、今日のタイトルは世界最高記録達成でした。

加速することにも順調に成功し、次のステップはLHCリング内の陽子の数を増やすことです。現状の陽子の数では衝突の頻度が低くて物理解析するためのデータ収集をすることができないので、衝突の頻度を上げるために陽子の数を増やすわけです。方法としては、これまでは陽子群を加速するための高周波電場の一箇所にのみ載せて(シングルバンチと呼ばれる)いたので、陽子群を一箇所ではなく複数に増やすか、シングルバンチのままでそのバンチ内の陽子の数を増やすか、のどちらかが考えられます。どっちの方法を採るのか知りませんが、所長からのメールによると、陽子の数を増やすための調整に約1週間かかり、その後はとりあえずクリスマス休暇に入るまで検出器調整のための陽子陽子衝突を行うようです。


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