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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

順調な立ち上がり

運転を再開したLHCは、順調な進展を見せています。

時計回り、反時計回り、両方の陽子ビームがシングルバンチながら(粒子ビームは加速器内で多数の粒子が一塊になっています。その一塊のことをバンチと言います。)RFにキャプチャー、つまり加速するための高周波電場の周期とシンクロナイズすることに成功して、寿命は8時間程度を達成しているようです。ただし、8時間もビームを回さずに途中でダンプしてしまいますが。

さらに今までは時計回りか反時計回りかどちらか一方のビームだけを回していましたが、両方のビームを同時に入射し周回、そしてRFキャプチャーしようとしています。ここまで来れば衝突目前という感じですが、ここまでがあまりに順調なので、そろそろマイナートラブルが幾つか発生しても不思議ではない感じがします。もちろん、なければないでそれにこしたことはありません。

検出器サイドでもトリガーのタイミングを調整したり、検出器への放射線量が増えた時にビームを緊急排除するための安全装置のテストが行われて、これまた順調な実験立ち上がりです。現場ではもちろん慌ただしい作業が続いているわけですが、遠隔からログのエントリーを眺めている限り、過去私が参加した実験に比べて遥かに順調にデータ収集が行われている感じがします。大量の人間が莫大な時間をかけて準備してきただけあります。


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