FC2ブログ

ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

いよいよ

LHC実験の再開が近づいています。

ちょっと前にも書きましたが、約1年ぶりのLHCへのビーム入射テストが先月中頃から終わりにかけて行われました。その第2弾が6日から9日にかけて行われました。最初のテストではLHCリングに入れただけですぐにダンプ(=ビームをぶつけて吸収させる目的で作られたある種のターゲットに、ビームを入射させてビーム自身を処分すること)させてしまいましたが、今回は4分の1周くらいさせたようです。

LHCの全体を眺めるとこんな感じ
overall view of LHC
で、図を見るとわかると思いますが、LHCへのビームの入射地点はLHCbという検出器とALICEという検出器付近にあります。なので、最初の入射テストでビームが見えるのはいつもそれら2つの実験グループになります。今回は反時計回りのビームに関しては、LHCbを通過させ、CMSの上流でビームをダンプさせました。というわけでCMSでは
beam splash at CMS
というように、ビームがビームダンプに衝突したことで生成される大量の粒子を観測しました。時計回りにも同じくらいの距離だけビームを回したようです。

一枚目の図を見てもらうとわかると思いますが、私たちATLAS実験ではビームを1周近く回さないと検出器でビームによるイベントを観測することができません。ビームが来るのが待ち遠しいですが、いよいよそれが今週末くらいになりそうです。加速器の予定では今週末にビームを周回させるとのこと。もちろん、トラブルがなく全てが順調に進めば、ですが。

まあ、いぜれにせよ、ビームをLHCで周回させ、加速器の調整を行うコミッショニングが始めるのは目前です。


研究 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<最長不倒 | HOME | 授業とミーティング>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |