FC2ブログ

ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

研究助成金

申請したことすらすっかり忘れていたのですが、某財団からの研究助成に採用されたという通知を受け取りました。と、言ってもそれほど景気のいい話ではなく、私が現在貰っている科研費よりも遥かに少額で、これで安心して研究に臨めるというほどのデカイ研究助成ではありません。でもまあ、不採用よりは遥かにマシなわけで、これでシリコン関係の研究費を少しだけ確保できました。

しっかし、申請したことを忘れていたくらいですから、採用されるとは全く思っていませんでした。基礎科学研究助成という名前ですが、過去に採用されている研究は生物が半分、残りが化学と物性、という感じで、素粒子関係は約100件採択される中でせいぜい1件くらいしかありませんでした。しかも、採択率は8%程度で、科研費よりも遥かに低かったので(科研費の採択率は種目にもよりますが、25%前後くらい)、応募はしてみたものの採択されるとは予想していませんでした。そのため、応募したことすら忘れていました。

他にも応募できる助成金は少額でも応募してきましたが、やっぱり、数を撃ってみるものですね。あるいは、金をくれーっ、という気迫が申請書の文章から伝わったんでしょうかね。はたまた、審査員に素粒子関係の人が運良くいてくれたのかもしれません。

審査員といえば、私立の財団の助成金審査は有名どころが数名(せいぜい10人程度)だけで審査員を構成していることが多いので、審査員にどういう人がいるかで採否が大きく影響される可能性があります。数学、物理、化学、生物、宇宙、地学、という全てのジャンルで10人程度なので、実質物理なんかだと1人かせいぜい2人くらいの審査員が判断するような状況ではないかと思います。で、当たり前といえば当たり前なのですが、私立の財団なので、審査基準が平等ではないと思えるケースが多々あります。例えば、過去の審査員と、採択されたテーマを調べると、激しく相関関係があったりします。宇宙関係のお偉いさんが審査員のときは、物理で採択されるのはほとんど宇宙、みたいな状況だったりするわけですね。あ、それは、私が毎年応募して、毎年落とされる財団です。でも、それは仕方ないので、私としては心の中で「今年こそ審査員変わってくれ」と祈りながら申請しています。過去の審査員はわかりますが、応募する年の審査員は誰かわかりませんからね。ということで、1回や2回や3回や4回や5回くらい採択されなかったくらいでは、諦めずに応募し続ける価値があるのではないかと思っています。

それに比べると、科研費の審査はこれまた当たり前ですが、遥かに平等な気がします。審査員がどういう審査をしているかチェックする仕組みがあって、例えば、上記のようにある特定の分野にだけ高評価をしているようなことがないかは、真っ先にチェックされます。あと、そもそも、複数の分野から、かつ、それぞれの分野から複数の人間が審査員になっているので、それだけでもかなり公平性を上げているのではないかと思います。


研究 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<とりあえず提出 | HOME | 先週の実験の時>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |