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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

先週の実験の時

先週、1年生物理学実験をやっていたときのことなのですが、授業中に同じ実験を担当している別の教員が私のところに質問に来るという出来事がありました。それも同じ日に3人の人が、です。質問内容はみんな別々なのですが、それぞれに質問したくなる気持ちがわかる内容でした。幸いにして私はどの質問に対しても明確な考えを持っていましたが、1年生の授業内容でも真剣に突き詰めて考えると実は難しい、という問題が多々あることを示しています。しかし、3人の人が同じ日に相談に来るというのはきわめて珍しいですね。

で、何が言いたいかというと、授業内容が実は難しい問題を含んでいたり、そもそも実験では、真の値、真の答えを知らないから実験するわけで、答えのわからないことをやっているとも言えるのですが、学生さんはそれまでの勉強の経験から必ず答えがある、教員は答えを知っていると思ってしまうんですね。あ、誤解されないように書いておきますが、3人の教員からの質問というのは、学生からの質問に答えられなかったというのではなく、教員自身が疑問に思ったこと、です。

話を戻すと、ある測定をします。そして、その測定値と誤差を求めなさいと言うと、多くの生徒が結果を見せてこれであっていますか?と尋ねてきます。でも、私は真の値を知りませんし、そもそも、測定値とその誤差によって最終結果も違ってくるわけです。にもかかわらず、必ず答えを聞いてくるんですね。彼らにとっては、正解かどうかが一番重要で、まずは反射的に正解かどうかを気にします。そんなに「正解」が気になるものなのですかね。正解はないんだ、だからこそ測定結果を吟味する必要があるんだ、ということを毎回毎回繰り返し説明するのですが…理解してもらうのに苦労しています。

とまあ、ぐだぐだ言ってますが、実験の授業はやはり楽しいです。生徒とたくさん話ができるので面白いです。


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