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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

科研費二種目の公募停止

ご存知の方も多いかと思いますが、若手Sと新学術領域(研究課題提案型)の公募が停止になりました。先週の金曜日に知ったのですが、民主党政権になってからの心配が現実化してきた感じがします。政権が変わったのだから、今まであった予算がなくなるのはある意味当然。今まで通りの予算があると思っている自分が、知らず知らずのうちに既得権益を主張しているだけなのかもしれませんが…うーん、なにか、いやーな感じです。

本当は相当腹立たしいのですが、こんな落ち着いた書き方ができるのは、自分が応募しようとしていた種目ではないからで、もし公募停止になったのが自分の応募しようとしている種目だったら鬱になりそうです。いや、鬱になるのは嘘ですね。酒飲んで暴れるくらいでしょうか。(話題が完全に逸れてしまうのですが、最近流行(?)なので鬱関係の本は結構たくさん読んでいます。人から鬱にならなそうなタイプだと言われてるし、自分でもそう思っていますが、色々本を読んだ結果…やっぱり私は鬱とは程遠いタイプかもしれません。鬱になるよりも体力のほうが心配です。)

しかし、民主党のやることはよくわかりません。小泉政権の方針とは逆で(小泉政権以後の自民党も今の民主党と同じようなものですが)、財政赤字を膨らませよう。保護主義に走ろう。外国人が日本の株を買わなくなって景気が下がっても気にしません。とにかく金をバラまけばいいのだ、という古い自民党体質を引き継ぐのは、国民が総選挙で選んだことだから、民主主義のルールなのでまあ仕方ありません。

ですが、そのバラまき方は私の理解の範囲を越えます。

景気対策の補正予算を削って本予算に回すって、、、来年以降はどうするのでしょうか。政府の景気対策でなんとかもっている景気なのに、景気対策なしで来年度以降は逆に税収が数10兆円も増えると思っているのでしょうか。

景気対策の一環として科学技術に金をばらまくのは、私が受益者の立場だから言うわけではありませんが、科学技術立国である日本の未来に投資するわけで、土地を買収し道路を造ったツケである高速道路代をただにするよりも、筋が良いと思うのですが。なぜダメなんでしょうか。

前にも書いたことありますが、私は二酸化炭素が地球温暖化の原因かどうか疑っています。そうかもしれないし、そうではないかもしれない。現状ではわからないのではないか、と考えています。が、それは置いておくとして、政府はとにかく二酸化炭素を減少させる低炭素化社会を目指していると公言してるわけですよね。とてつもない数値目標まで発表しましたよね。今書いた通り、今はその是非について語ろうとはしていません。ただ、そういう大きな目標を掲げているのに、なんで高速道路代をただにするのかやっぱり理解不能です。同じバラまくのなら、低炭素社会を目指してバラまく方法がいくらでもあると思うのですが、なぜ、そういう方向へは行かないんでしょうか。太陽電池の購入補助、電車代の補助、等、すぐにでも幾つも思いつくのですが、排気ガスを増やすための援助でないとだめなんですね。

子供手当もまた意味不明です。1度集めた税金を戻すよりも、子供一人あたりなんぼというように税金を減らしたほうがよっぽど効率的です。ちょっと前に自民党がやったバラまき同様、1度集めてまたバラまくというのは効率が悪過ぎます。そこでどれだけ役人の人件費を使うことになるのか教えて欲しいものです。さらに、子供手当としてバラまくのに、扶養者控除だか、配偶者控除を減らすのは、結婚して子供を増やすという行為を国が援助しようとしているとは思えません。というか、この話は笑いました。子供手当の代わりに、子供手当をもらうような家庭の税金を増やすんですよ。いやー、見事。

マスコミは、天下りする役人を槍玉に上げる前に、族議員と業界団体の癒着も取り上げて欲しいです。そこが掃除されなければ、民主党でも自民党でも政治が変わるとは思えません。

おっと、逃避行動に走らず書類書きしてます、なんて書いた途端におもいっきり逃避行動に走って、長ーいエントリーになってしまいました。

あっ、でも、この話関連で、スラッシュドットのエントリーに面白いのがありました。科研費の2つの種目が公募停止になったネタが取り上げられていたのですが、「公募は停止になってもちゃんと科研費マクロを用意してる人たちは偉い」という書き込みには爆笑しました。Y教授の仕事を評価している人は世間に多いですね。かくいう私も科研費LaTeXには激しくお世話になっています。


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この記事のコメント

> 政府はとにかく二酸化炭素を減少させる低炭素化社会を目指していると公言してるわけですよね。

単に産業を刺激して、経済を活性化するためだと思いますが。
2009-10-21 Wed 00:32 | URL | WB [ 編集]
> > 政府はとにかく二酸化炭素を減少させる低炭素化社会を目指していると公言してるわけですよね。
>
> 単に産業を刺激して、経済を活性化するためだと思いますが。

エコポイントや高燃費車の減税等は明らかに景気刺激策ですが、低炭素社会を
目指し、CO2を1990年比で25%(でしたか?)削減させると言ってるのは、
排出権取引市場での主導権争い(それが正しい戦略かどうかは私には
わかりません)のためと言われていますし、私もそうかと思って
いましたが、、、それも景気刺激策だとすると、なかなかにややこしい
戦略ですね。

いずれにせよ、低炭素社会を目指すと言ってるのに、やってることが
逆行してるということを言いたかったのですが、文章がまずくて
言いたいことが伝わらなかったようですね。
2009-10-21 Wed 16:11 | URL | ExtraDimension [ 編集]
> いずれにせよ、低炭素社会を目指すと言ってるのに、
> やってることが 逆行してるということを
> 言いたかったのですが、文章がまずくて
> 言いたいことが伝わらなかったようですね。

十分伝わっていますよ。私自身もそう思っていますし。
でも、「実はCO2が減るんだ」という意見もあるそうで、
なかなかややこしいです。

いずれにせよ、低炭素社会を目指して技術革新が
起こること自体は、いいことなのかもしれません。
2009-10-22 Thu 23:14 | URL | WB [ 編集]

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