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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

問題を同定

先週から苦しんでいた4年生実験のデータ読み出しシステムですが、ようやく問題を同定することができました。結局、正常でないのはCAMACというデータ収集規格のクレート・コントローラーと呼ばれる装置でした。ADC(Analog to Digital Converterの略で、通常は電気信号を数値化する装置)等を制御し、かつ読み出した値をデータとしてPCなどの外部コンピュータに送る装置なのですが、制御信号をクレート・コントローラに送れても、クレート・コントローラがADC等の値を正しく中継してPCに送れない、ということを確かめました。

なぜここまで時間がかかったかというと、一つには、どの装置が悪いのか同定するためには、複数の装置(ケーブルなども含めて)一つ一つ別の装置に交換するなどしてチェックする必要がありますが、全ての装置に関して交換すべきスペアがないというのが、一つツライ点でした。また、スペアは幾つかあっても、そのスペアが動かなかったりして、動くスペアを探すのに時間がかかったりします。一言で言うと、正常に動作していると100%わかっているスペアがない、という問題です。

もう一つは、クレート・コントローラ以外にも、怪しいケーブルがあったことです。トラブルを抱えているのが1箇所の場合は、使われている装置を順番に変えていけばどの装置がおかしいのか推定できますが、今回のように複数の怪しい装置がある場合は、問題が途端に複雑化します。しかも、厄介なのは、常に動作しないのならいいですが、たまに動作しない、という場合です。こういう装置があると、何が正しく動作していて、何がダメなのか全くわからなくなります。

とにかく、問題が特定できたのはめでたいです。が、次なる問題は、クレートコントローラとケーブルをどうするかということです。数日前に書いた通り、私たちの研究室には4年生が使っているのと同じタイプの予備のクレートコントローラがありません。そこで、もう一回ここでcc/7700を貸してくれる方を探してもよいのですが、ちと緊急を要する話なので、他大学の知り合いの方お願いしたところ、とりあえず2ヶ月程度なら貸してくれるとのことで、今日はこれからブツの受け渡しに行ってきます。親切なNさん、本当にありがとうございます。一方で、故障している私たちのcc/7700は修理に出さないとなりませんが、今でも修理してくれるんでしょうかね。とりあえず東洋テクニカにあたってみるしかありません。

ケーブルのほうも、いまさっきKくんと新しいのを作ってきました。これで、明日から実験を再開できるはず。もうこれ以上のトラブルは勘弁して欲しいです。


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