FC2ブログ

ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

学会2日目

学会2日目の今日は、午前中はシリコン検出器関係のセッションとTevatronの最新結果をTくんが発表する招待講演(?)に参加。午後は宇宙線を測定することによる間接的なダークマター探索のセッションを中心に、自分の指導する学生と研究員が発表するセッションに顔を出しました。昨日のような心労を強いられる会合ではなく、物理の講演なので、楽しんで話を聞けました。

宇宙線の測定によるダークマター探索ですが、前にも書いたことがある通り、PAMELAという実験の陽電子過剰をダークマターで説明するのはもうほぼ不可能と言ってもいい状況になっています。反陽子には過剰がなく陽電子にだけ過剰があるという点だけで相当胡散臭いですが、γ線の測定や、最近は宇宙背景輻射のγ線量の考察から、PAMELAのanomalyをダークマターで説明するのは至難の業になっています。

これまた前にも書きましたが、そういう胡散臭い結果がNatureに投稿・掲載され、参照数の多い=価値のある論文と評価される学術界の構造というのは、受け入れ難いです。というか、論文数みたいな目に見える形でしか業績を評価する方法がない点が本当の問題なんだとは思いますが、だからと言って自分にいいアイデアがあるわけでもなく…難しい問題です。


研究 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<学会3日目 | HOME | 学会初日>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |