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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

夏の学校の感想

今年の夏の学校は木島平というスキー場で行われました。初めて参加したのですが、学生の多さに圧倒されました。

と思ったら、多かったのは素粒子理論の学生でオーダー200人。高エネルギーの学生は30人程度で、だいたい予想していた通りです。そもそも日本の大学で高エネルギーをやっているところはほんのわずかなので、全ての学生を集めても200人なんて程遠いのではないでしょうか。高エネルギーをやっている大学の理論と実験の学生の人数比は1:1程度(少なくとも私たちの大学では同じくらいです)でしょうから、素粒子理論の講座のある大学というのはやはり多いのですね。あと、高エネルギーをやってる学生というのは時間に大きな制約を受けていて、研究会に参加しづらい面もあるのでしょうね。実際、私たちの研究室からは誰も参加してませんでしたし。

というわけで約30人の学生+現象論をやってる学生さんたちに約4コマ分の講義をしてきました。わかりやすかったかどうかは私にはわかりませんでしたが、それなりに反応をもらえて、講義をしている側からするとやり甲斐のある楽しい講義でした。さらに、講義よりも楽しかったのは「講師を囲む会」という名の飲み会です。酒を飲むと初めて出てくる本音が聞けて、学生さんがどういうことを考えているのかわかって非常に面白かったです。自分と一緒に研究をやっている学生には数に限りがあるので、夏の学校のような機会に他大学、あるいは他の実験をやっている学生に学生生活の話を聞くのは本当に興味深かったです。自分の経費を使って講義をしに行くのですが(講義の場合、普通は講義を依頼した側が出張費等を支払います)、来年もまた講義…いえ、「講師を囲む会」(講師ではありませんが)だけにでも参加したいくらいです。

しかし、講義からさかのぼること5日くらい前に、晩飯を食べてる時に自分で舌を噛んでしまったのですが、講義のときにそのダメージから回復できていなかったのは辛かったです。あまりに酷く噛んでしまったために、舌がかなり切れてしまい、1日か2日は舌がしびれたようになってうまく喋れないくらいでした。しかも初めての経験なのですが、切れた場所はその後、普通の口内炎数個分くらいぷっくり腫れてしまい、そのダメージが講義のときには回復していなくて、喋るのには本当に苦労しました。まあ、もともと滑舌は悪いのですが。ははは。

このように楽しかった夏の学校は、毎年学生によって自主運営されています。準備する側になった学生の人たちには苦労もあったと思いますが、来年以降も頑張って開催していって欲しいと思います。準備に奔走した学生さんたち、本当にお疲れさまでした。

あ、そうだ。最後に一つ印象に残ったのは、学生の一人にCERNで見かける時と雰囲気が全然違うと言われたことです。CERNでは研究者っぽいけど、講師のときは教育者っぽくて驚いたんだそうです…私がCERNにいるときの言動は相当ヤクザなんですかね。


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