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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

高大連携

タイトルの「高大連携」というのは、高校と大学が連携して理科教育を進めていこう、そのための意見交換を行おう、という趣旨の企画で、高校の教員を対象とした物理セミナーと合わせて行われています。以下はチラシからの抜粋です。

この夏期講習は主に高校の教員を対象としています。本年度は、「測る」というテーマで宇宙から原子核の世界や極低温、超強磁場、超高圧などの極限環境下での測定に関する最新の研究成果をわかりやすく説明し、高校教育に活かして頂く趣旨で行うものです。また、高大連携企画では理科教育に関して、高校からと大学からの発表があり、意見の交換を企画しています。

その高大連携というのが今日、明日と私たちの大学で行われていて、今日の午後は、授業でどのような実験教育がなされているかのかを数人の高校の先生が発表されました。高校ではどのように教えているのだろうと興味があったので、ちょっとテンパイ気味なのですが、せっかくの機会と思い話を聞きに行ってきました。

一言で感想を言うと、せっかく時間を割いて話を聞きに行った甲斐がありました。私にとって非常に良い勉強になりました。もちろん、発表に関しては面白い内容の先生もいれば、そうでない先生もいました。が、高校の現場がどんなものかというのが少しでもわかったのは収穫でした。

こういうセミナーに参加しているくらいですから、参加者の先生方の熱意は平均的な先生のそれよりも大きいのでしょうが、それにしても、びっくりするくらい熱心な方(というか、物理オタク?)がいました。半分趣味だとは言っていましたが、色々な実験をビデオ撮影してそれを編集。さらに自作のシミュレーション等を交えて、授業に使っている方がいたのですが、その内容の豊富さには本当に驚きました。授業はどうしても受験対策っぽいものになってしまって、実験の時間が取れないので、映像を補助として使うということでしたが、いや、みなさんにお見せできないのが残念です。

上記の先生以外の発表もみな面白かったです。で、共通した話として私が驚いたのは、物理の教員数というのは他の科目よりもだいぶ少ないのですね。授業のコマ数に比べて物理の先生が足りないので、化学や生物の先生が物理の授業を担当している高校が結構多いというのは衝撃でした。

残念ながらミーティングがあったので、最後の討論に参加できなかったのですが、なぜそんなに物理の先生が少ないのか訊いてみたかったです。選択科目にすると受講者が少なくて、それに応じて先生の数が少ないのかと最初は思ったのですが、でも、授業のコマ数に対して不足してしまっているということですから、受講者数だけの問題ではありませんよね。私たちがよく憤っているのと同様に、文科省からの理不尽な指導のせいなんでしょうか?

化学や生物の先生が物理を教えるというのは、教えるほうも大変でしょうし、教えてもらう側も不幸ですよね。そういう先生の物理に対する熱意が低いのはある意味当たり前で、そういう先生に教えられたら生徒が物理に興味を持つのは難しいでしょうし。

いや、しかし、なんで物理の先生だけがそんなに少ないのか謎です。大阪府に限った話なのかもしれませんが、不思議です。


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