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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

Biased Analysis

今朝は学内の健康診断のため、理学部のあるキャンパスとは別のキャンパスへ行って来ました。朝飯を抜いていたので、Tくんの大好きなカレーパンを今食べてホッと一息ついているところです。

健康診断は、尿検査、視力検査、身長体重ウェストの測定、血圧測定、胸部レントゲン、問診、採血、というごく普通のメニューでした。採血では試験管を取り替えながら3本分も採るので、3本目に変えたときに「無茶苦茶大量に血を採るんですね」と軽口をたたいたところ、採血していた優しいおねーさんからは「多そうに見えますけど大さじ一杯分くらいしかないんですよ」とちょっと驚きの答えをもらってしまいました。いやー、どう見てもヤクルト一本分くらいには見えます。とさらに返しましたが、あの試験管って実は無茶苦茶細いんですね。

そういえば血圧測定では、実験屋としてはひっかかる出来事がありました。機械で自動的に測定するわけですが、1回目はかなり高い値になってしまったんですね。そしたら、もう一回やってみてくれというわけです。で2回目は正常値。そしたらその2回目の値を記録してはい終わり。いや、自分的にはとにかく早く終わらせたかったし、血圧の心配もしてないので何も言いませんでしたが、あまりに典型的なbiased analysisだったので、心の中で大笑いしてしまいました。さいころを振ってその結果を全て記録すれば、そのさいころがいかさま用のさいころ(ある数字が出やすいとか出にくいさいころ)かどうかわかります。けど、ある値が出たときだけ記録として残せば、どんなさいころでもいかさま用さいころとして認定されてしまいます。

ちょっと前に書いた感染者数問題を思い出しますが、大多数が問題ないはず(=真に感染してる人が少ない場合、あるいは本当に血圧の高い人は少ない母集団)という場合には、検査で1回クロになっても、その検査結果が間違っている確率が高いので、1回目の測定で正常値を越えていた場合、もう1回やってみてそれで問題なければよし、とするのは結果的には正しいのかもしれませんが(今回もきっとそうだと思います)、実験屋としては、1回目クロ、2回目シロ、という結果になったら、せめてもう一回検査したくなってしまいます。やはり、職業病なんでしょうかね。


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