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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

竹内薫の「理系バカと文系バカ」

という本を読みました。非常に面白かったです。

たぶん著者の言いたかったのは、知識や考え方を偏らせてはダメでバランスの取れた人間になろう、ということだと思うのですが、その趣旨はともかく、理系バカと文系バカの描写が秀逸で、電車の中で読んでいてにやついたり、おもわずうなずいたりしてしまいそうでした。特に、著者自身が理系バカの素養を持っているがために、奥さんへの誕生日プレゼントとして毎年iPodを買い続けた話はバカウケでした。一般人には「毎年iPod」と映るわけですが、Mac信者(?)の著者にとっては全然別のiPodを送っているつもりなわけです。いやー、身近にも同じことしそうな人(=Y教授)がいるなー、と笑えました。

それから、私がこのブログの中で書いているのと全く同じようなことがたくさん書かれているのに驚きました。数字のトリックに騙されてはいけないとか、人間の作るCO2が地球温暖化の原因だと考えてる物理学者なんていないとか、本当に私が常日頃から思っていることが色々書かれていてビックリしました。しかも、私の文章よりも何倍もわかりやすいですし。

理系バカの集団である研究者に対して、世間では文系バカが圧倒的大多数なわけですから、私たちの研究内容の面白さを世間に伝えるには竹内薫のようなサイエンスライターが多数活躍してもらわないとなりません。著者自身も世間の、特に日本人の科学離れを非常に心配していて、サイエンスライターがもっと活躍しなければならないが、そもそも活躍する場が少ないと憂いていました。

一読をお勧めします。


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