FC2ブログ

ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

4年生実験と大学業務

昨日、今日と2日続けて4年生実験をやりました。とは言うものの、昨日は大学業務(研究でも教育でもないので雑用と言っていいと思います)があって、あまり長い時間4年生につきあうことができませんでした。そもそも私の雑用が多くて、彼ら全員の空いてる時間となかなかオーバーラップしないので、特別に昨日は一緒にやろうという計画でした。それなのに彼らにずっとつきあえなかったのは心苦しい限りです。

にしても、大学の雑用は多過ぎます。雑用の処理と授業だけで通常の勤務時間に達してしまう人も多くいます。講義の準備や研究を少しでもしようと思ったら、深夜あるいは休日にやるしかありません。でもまあ、それに関しては自分が頑張ればいいだけですから、それほど大きな不満はありません。が、問題なのは最初に書いたように本来の業務である教育(ゼミとか、実験を一緒にやるとか)の時間が削られてしまうことです。1人でやれることではなく学生と都合を合わせなければならないのに、ここまで雑用で時間を制限されてしまうと(雑用の多くは会議なので、時間に強い制約があります)どうにもなりません。

じゃあなぜそんなに雑用が多いかと言うと、本来一番重要である授業や研究以外の何かをしないと、文科省に指導を受けるから、もっと端的に言うと予算を減らされてしまうからです。その何かというのは、国際化を進めるために留学生を増やすためのプログラムであるとか、高校生(と高校教師)に向けてのプログラムとか、そういう種々雑多の「目に見える形」の何かです。つまり、これこれこういう授業以外のことをどれだけやっているか、というその数が重要だったりするのです。お役人が評価するには、わかりやすい「数」が必要ですから。

もちろん、留学生を増やすことや高校生などへの啓蒙活動、その他、雑用の趣旨自体は非常に重要です。それは皆わかっているのですが、現実には本来一番大切であるはずの教育の時間、研究の時間を削らなければならなくなっているわけで、これでは本末転倒です。こういう現状は文科省も把握していると思うのですが、なんでこういう無理筋を通そうとするのか不思議です。日本の最高権力者であるお役人さんたちも誰かにプレッシャーをかけられて、こういう無理を通そうとしているんでしょうかね。

と色々愚痴に近いことを書きましたが、文系の教員の人達も私たち同様忙しいんでしょうかね。知り合いの話だと、もちろん少数統計なのですが、私たちに比べてだいぶ優雅な生活を送っている印象があります。あ、あと、理論の人ももしかしたら時間には余裕があるのかもしれません。自分(や周りの実験屋)の生活を話すと理論の知り合いからは働き過ぎだとよく言われますし、実際私たちとは生活のリズムが違うようです。目の前の問題をどんどん処理するよりも、アイデアを生む発想が大切だったりするからなのでしょうか。

…なんてことを書くと、文系の教員や理論の人からふざけるな、と言われてしまいそうです。ははは。でも苦情は送らないでくださいね。



素粒子物理を物理屋でない人に説明しよとした足跡


大学 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<耳と音源の方向 | HOME | なるべく数学を使わずに>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |