FC2ブログ

ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

温室ガス?エコ?

数日前の新聞紙上ではCO2削減目標がどうしたこうしたというニュースをよく目にしました。それで思ったのですが、というか、前から思っていたのですが、二酸化炭素が増えるとなんで気温が上がるのか直感的に理解できません。

温室効果とか言ってビニールハウスを例に説明されることがありますが、その説明は全く理解不能です。地球の熱って放射によって宇宙空間に伝播されるので、対流によって熱が逃げて行くのを防ぐビニールハウスを例に出されても、何を説明してるのか謎です。しかも、二酸化炭素って空気(の主成分の窒素)より重いですよね?実際に二酸化炭素濃度を調べると上空よりも地表のほうが濃度高いわけで、ビニールハウスのイメージが全くわきません。ビニールハウスの例が悪いだけなのかもしれませんが、とにかく、直感的にイメージのわく理由を私は思いつくことができません。熱の放射量が窒素と二酸化炭素で無茶苦茶違うのかもしれませんが、それでも説明できるとは思えません(理由省略)。

まあ、私が知らないだけで、きちんとした理由があるのかもしれません。ただ、データも色々なデータがあって、理由はさておき現象を理解しようとしても、今ひとつ信憑性がないというか、その筋の関係者誰もが納得しているいわゆるコンセンサスの得られた解釈ではない、というのも気になります。もっと気になるのは、そういう状況でCO2の排出量を国ごとに定めたり、その排出権を売買とかいうのは、幽霊を売り買いするような話でとても正気の沙汰とは思えません。

ついでに不思議に思うというか、ちょっと考えてしまうのは、所謂エコ活動というのは本当にエコなんですかね。例えば電気代を1万円節約したとします。電気の消費量を減らし、化石燃料か何かを節約することになります。地球温暖化の原因に本当になっているかどうかはさておき、とにかくCO2の排出量も減らせるでしょう。ここまではハッキリしてます。

でも私が謎に思うのは節約した1万円の行方です。貯金なんかしたらエコになりませんよね。話をすごく単純化すると、銀行はその1万円を投資して社会活動を増やす方向に働きます。1万円がどう細分化されて経済活動に使われるかわかりませんが、結局のところ消費活動に使われてしまいます。最悪なのは、熱効率の悪い日本以外の国への投資ですが、これも間違いなく行われています。というか、日本の経済構造として1万円の多くは結局海外に流れるわけですよね。なので、貯金したらエコになりそうにありません。というか、下手すると1万円の電気を作るための化石燃料よりも多くの燃料を消費し、多くのCO2を排出してるかもしれません。

じゃあと、パーッと飲み屋で使ったとしましょう。これも経済活動にプラスになって、貯金するのと対して差はなさそうです。飲み屋の従業員の給料やら、原材料代になったり、土地所有者への地代になったりして、さらにそれがどう使われるかまで考えると、結局は巡り巡ってなんらかの消費活動になってしまいます。

つまり、議論の余地なくエコ活動をするためには浮いた1万円を現金のまま自分で持っておくしかありません。それでもまだ難関があります。みんなが倹約家になって、しかも銀行に金を預けることをしなくなると、経済活動はかなりヤバいですよね。銀行は倒産してしまいますし、その前にサブプライムローンどころではない不況の危機にさらされます。すると、経済対策と称してお金がばらまかれ、色んな所で消費活動が増やされてしまいます。

ということで、銀行が倒産しても構わない、今の経済活動は完全に諦める、人類が辿ってきた経済活動の歴史を逆行して、最終的に原始時代の生活に戻るような方向へ行かないと、エコにはならないような気がしてしまいます。

以上、浮いた1万円を消費活動にあてた場合と、1万円分の電気を作る場合とで、失った燃料と排出したCO2を実際に調べてるわけではないので、もちろんどっちが真のエコかはわかりません。正直そんなこと調べるつもりもありませんし。ただ、エコエコとブームに踊らされて所謂エコ商品に飛びついてしまう人々が、真の節約に寄与しているのか謎を感じてしまいます。


日常 | コメント:4 | トラックバック:0 |
<<今日の今までを振り返る | HOME | 大阪市立科学館>>

この記事のコメント

はじめまして。
日々生活の話。
物理の解説。
どれもいつも楽しく読ませてもらっています。

いつも読んでいて同じように思うことが多かったのですが、今日の話題に関しては私は違う意見を持っているので、コメントさせてもらいます。
全て私の個人的な考えなので、つまらなかったら読み流してください。
ダラダラ長い文章をお許しください。


私もだたエコエコと叫んで、マスコミや一部の人々に踊らされるのはどうかと思います。
何が本当にエコなのかも難しい問題だと思います。
ですが、分からないから何もしない、このままでいいというわけにはいかないと個人的には思っています。

いまの社会が天変地異が起きない限り持続可能な社会ならば、いまのままでいいと思いますが、現在の状況を考えると必ずしもそうとは言えないと思います。

人間はより豊かな生活のためにこれまで文明を築いてきたわけですが、これからは現在だけではなく未来の人のためにも持続可能にできるだけ近い社会を実現することに、少しずつでも気を使っていくことが必要だと思っています。
でも、消して文明を捨てて野生に帰れと言っているわけではありません。それなりに満足いくように自分たちの生活を楽しみつつ、未来のために省くことができる無駄なものがいまの社会にはたくさんあるとおもいます。

現在、われわれがすべての人間に対して平等な世界を目指しているように、時間軸の先の人間までに平等な社会を考えていきたいということだと思います。

そのためには個人個人がそういう意識をもち、結果的にエコであれそうでないであれ、個人個人判断し行動していくことが大事であるとおもいます。

私は、それこそが、何が確かか簡単にはわからないエコという問題で、全体を+の方向に向ける唯一の方法だと思っています。

その効果はもしかしたら、限りなく0に近いかもしれません。
でも決してマイナスにはならないのではないでしょうか。


読んでくださりありがとうございます。
何かありましたら、ぜひご意見を聞かせてください。
2009-06-15 Mon 16:02 | URL | エコ [ 編集]
エコさん、

こんにちは。
メッセージありがとうございます。

まず最初に立場を明確にしておきますが、私は人類がなるべく長く生き延びて欲しいと思っていますし(人間のエゴなので、それが正しいかどうかはわかりません)、"そのために必要であれば"水や汚染されていない空気や燃料資源その他を節約すべきだと考えています。この立場は多分エコさんと違わないのではないかと予想します。

> その効果はもしかしたら、限りなく0に近いかもしれません。
> でも決してマイナスにはならないのではないでしょうか。

所謂(と書くのは何が本当のエコかわからないからです)エコ活動
の効果が限りなくゼロに近い、あるいは、ほんのわずかでもプラスだと
確信できるならエコ活動することに賛成です。

ですが、私のエントリーの主旨は、(わずかながらの)プラスだと
思ってやっていることが実はマイナスの危険性があるかもしれない、
ということです。どういうエコ活動かに依りますが、マイナスに
なってしまっている可能性の高い行動があります。マスコミや企業の
広告に踊らされると、よかれと思ってとった行動がマイナスになってる、
ということもあるので、今自分がやろうとしていることは"本当に"
プラスなのか、ということをよく吟味して欲しいのです。
そして、何がプラスで何がマイナスになるか、というのは普通に
人が思っているほど簡単ではない、ということを認識して欲しいのです。
1万円の節約の例で書いたように、単にお金やモノを節約しても、
そこに利潤が発生すれば結局は経済活動に使われてしまうのですから。

少なくとも私の知識では、"明らかにマイナスになっていない"、と
わかる行動は、節約したお金を使わず現金で貯め込み、経済活動を
縮小させることだけなのです。

エコに熱心な人には刺激的な意見だったかもしれませんが、私の
エントリーの主旨を読み取っていただければ幸いです。
2009-06-16 Tue 08:59 | URL | ExtraDimension [ 編集]
お返事ありがとうございます。
ExtraDimensionさんの主旨は理解できたと思います。
ペットボトルの再利用はマイナスだとかそういう議論はさかんに行われていますしね。

何がプラスで何がマイナスかは難しいですが、科学に携わる私たちのような人間が、考えることの大切さを人々に伝えていけるといいですね。

最後にもう一つだけ私の個人的な意見を言わせてください。
一読者がコメント欄ででしゃばってすみません。

一つずつの事柄に対して+かーか断定することは難しいかもしれないですが、エコに+なことをしたいという気持ちを持ってひとつひとつ行動していけば、全体としては+に向かうのではないかと思っています。
そういう意味で人々がエコという事に興味をもつきっかけになったという点ではエコブームも悪くないと思っています。

ブログという日記のようなものに、過剰に反応してしまいすみませんでした。
これからも、楽しく読ませていただきます。
ありがとうございました。
2009-06-16 Tue 17:13 | URL | エコ [ 編集]
この話、研究者ながらロジックのかけらもないですね。よくわからないなら、まずはお調べになるのが科学者としての立場かと思います。また、興味がないならお書きにならないほうがよいかと思います。
2009-07-27 Mon 15:35 | URL | [ 編集]

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |