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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

書類書きと4年生実験

今日はわりと優雅な(?)1日でした。というのも、大学の委員会も、研究関連のミーティングもないという珍しい1日だったからです。

午前中は、私たちATLASグループのメンバーが今後どういう物理解析をしていくのがいいか考えるのに時間を費やしました。修士で卒業していくM2、Dへ進学するか未定のM1、今D1の学生、そして研究員の人が系統的に物理解析を進めて行くにはどうしたらいいか、データの量によってやれる物理も変わってくるので、各人のタイムスケールを考慮に入れつつ、現段階ではどういうシナリオが各人にとって、かつ私たちのグループにとっていいのか検討しました。実際には色々な資料を集め、眺めつつ考えるわけです。

その後は、ちょっと前にも触れた研究助成金の応募書類書き。好きな人はいないと思いますが、私も例外でなく書類書きは嫌いです。なかなか進まず、というか、なかなか書き始めることができません。数日前から書き始めてはいるのですが、やっとのことで「目的」を書き終えたと思うと、次の「計画」を書き始めることができません…。

そんな苦痛の時間を過ごした後はお楽しみ(?)の4年生実験です。前にも書いた通り、宇宙線中のミューオンという粒子の寿命測定が当面の目標なのですが、その前段階として、各種計測機器の使い方を学んでもらっている状態です。

今日は、CAMACというデジタル情報をコンピュータで読み出す装置(というか、その規格をCAMACと言う)の使い方を一緒に勉強しました。というのも、私がCAMACを最後に使ったのは遥か大昔、私がやはり学生だった頃で、使い方をほぼ忘れていたからです。今のM1の学生に助けてもらいつつ、ADCという装置(Analog to Digital Converterの略で、入力された電荷を積分して数値情報に変換します)を動かしてみました。

とは言うものの、ヘルパーのM1の学生も去年度使っただけでそんなにキャリアがあるわけではないので、色々な罠にはまり、実際に動かせるまでには相当時間がかかりました。でも、私にとっては書類書きなんかとは比べものにならない楽しいひとときでした。簡単に何でも上手く行っては面白くありません。学生たちと一緒に試行錯誤するのは非常に楽しく、パズルを解くような面白さがあります。いやー、やっぱり実験は面白いです。次の実験が待ち遠しいです。


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