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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

グリッド

自分とこのPCファーム上で、シミュレーションをぼちぼち走らせ始めました。まだそれほど激しくジョブ投入してません。出来たデータを解析してみて、シミュレーションに問題がないことを確認してから大量投入になります。

物理解析に使うデータは、大きくわけて、実際にビームを衝突させて得られるデータ(=実データと呼びます)とシミュレーションデータの2通りありますが、そのどちらも全てを自分の大学、あるいは研究所にあるコンピュータ上で保持することはできません。何日か前のエントリーに書いたように、莫大なデータを保持するデバイスもないし、そんな大量のデータを解析するだけのコンピューティング・リソースもないからです。じゃあどうやってデータ解析したり、データを保持するかというと、Gridと呼ばれるネットワーク越しのコンピューティング・リソース共有システムを使います。私自身はテクニカルなこと詳しくありませんが、大量のデータを扱う我々高エネルギー業界は、この分野でも最先端の技術を使っているらしいです。データ転送そのものだけでなく、欲しいデータを大量のデータの中から選び出さないとならないので、いかに効率良くデータを保持・管理するかも難しいのですが、そういうことを専門にやってる人たちも大勢います。

今日は、そういうGridを使って世界中に散らばっているデータの中から、幾らかデータを拾ってきました。私のような末端ユーザは、コマンドを幾つか入力するだけでデータ取って来られるので、ローカルにあるデータを拾って来てるような感覚ですが(流石にデータ転送速度はローカルな作業をしてるのとは違いますが)、実際にはヨーロッパだったり、アメリカだったり、東京だったり、世界中に散らばっているコンピュータ上からデータを掻き集めてるわけで、不思議というか、技術の進歩に驚くというか、変な感じがします。でも、メールでもウェブでも同じようなことしてると言えばしてるわけで、これからGridがさらに発達すれば、それがごく普通になるんでしょうね。


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