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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

仁義なき人々

大型実験をやっていると色々な人と表面上は(オフィシャルには)共同実験者になります。すると、多くの仁義なき人々に出会います。

今日、というか昨日気づいたのは、ソフトウェアの開発を今してるわけですが、それには開発者が誰か書かれています。今まで使っていなかったパッケージを使う必要があってそのコードを眺めると…やけにスラスラ読めるんですね。人の書いたコードって普通は読みにくいのに変だなと思ったのですが、しばらくして、それは私が別のパッケージ用に書いたコードのデッドコピーだと気づきました…。ローカル変数名がちょこっと変わっているだけなんです。それをwritten by ... とは、力が抜けます。

って、ホントはこんなことよくあるのでそれほど脱力はしなかったんですけどね。ははは。

それにしても、こういう仁義なき振る舞いは日本人以外の研究者ではしょっちゅうです。別の例では、人の作ったプロットや解析を自分のものであるかのように説明する人が多いです。前の実験をやっていたときも、他人の発表の中にやけに見慣れたプロットがあって、それだけなら別によいのですが(共同実験者が外向けの発表で使うためのオフィシャルプロットになっていれば、誰が使っても構いません)、こともあろうにその発表者は私に一生懸命プロットの内容について説明してくれるんですね。そこまでの発表で私が熱心に質問してたからなのですが。いや、もう勘弁してくれ、よーくわかってるから、と言いました。「俺がそのプロット作ったのだから。」と付け加えて。

ちょっと真面目になると、ATLASのような大型実験では誰がある特定の研究の主要人物なのかわからなくなるというのが極めて大きな問題になっています。バリバリ仕事してない人にとってはおいしいのですが、優秀な人にとっては非常に面白くない結果になることがあり、優秀な若い人材の確保という観点からは解決しないとならない大問題なのです。そういうことは何年も前から認識されていますが、未だに解決策がないんですね。難しい問題です。


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