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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

手順前後

テストビームライン建設の準備を精力的に進めています,あ,いや,正確には,私は何にもしていませんが,集まってくれた人たちがバリバリとシミュレーションを走らせたり,設計の検討をしたり,放射線遮蔽のためのシールド移動作業をしてくれたり...と,様々な方向で仕事を進めてくれています。ですが,冷静になると,やっぱり手順前後です。何がって,普通は今やってるようなことを済ませた上で,どれくらいの期間でどれくらいの予算でやれるかという見積もりをして,でもって予算申請。何度も跳ね返された後ようやく予算措置,というのが普通の流れです。

今回は,テストビームラインが欲しいとは要望していましたが,ある種の概念設計はあったものの,実際に作るというレベルの詳細な検討や設計はされておらず,予算がついたから2年で何とかしましょう,と焦って人を集めて準備を開始して,ようやくここ最近になって全体の計画が私自身見えてきたというところです。手順前後甚だしいです。ですが,手順が前後したからといって結果をダメダメにしてしまうわけにはいきませんから,色々なことがかなりの速さで進めなければなりません。

一つ,大きく痛いのはやはりコロナです。昨日のエントリーでも書きましたが,テレビ会議の場合,対面でやるのに比べて著しく議論が深まりません。軽口を叩きあえるくらい非常に親しい人間が少数でやる場合は,その影響は少ないですが,そうではないときは単にお互いの報告になってしまい,ミーティングをやる意味があるんだろうかという時も結構あります。進む方向が明らかなときはお互いの報告になってしまうテレビ会議でもよいのですが,方向性を定める議論をしなければならないときには,テレビ会議の弱さが露呈します。

このテストビームライン建設に関しては,具体的な計画が何もないところからスタートしているので,私の場合は初対面の人にあって頭を下げて協力をお願いするところから始めています。何人に挨拶しに行ったか数えきれません。ですから,ミーティングの参加者もお互いのことをよく知らないという場合が多く,決めなければならないことだらけなのに,そういう方向へ議論をもっていくのはなかなか難しいものがあります。そんなわけで,大学関係者を含めたキックオフミーティングを早めに対面で開催したいと私自身は思っていたのですが,世間の状況と一緒にやってる人たちが対面でのミーティングは許さず,結局まだ開催していません。日本の場合,集団免疫的な状況には程遠いですから,非常事態宣言解除の当然の帰結として感染者が増え始めてしまい,より一層ミーティングをやりづらい状況になってきました。。。とほほ。

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