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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

見慣れない単語ばかり

前回のエントリーでも書きましたが,最近は,研究推進のために事務の人たちと一緒に仕事をする機会が多いです。たぶん多くの方がすぐに想像するのは,予算獲得のための手続きやら相談やら書類書きやらではないかと思います。確かにそういうことも多いのですが,KEKに来て初めてやるようになり,測定器の建設を控えて増えているのが,契約書関連です。

たとえば,日本が建設のどこを分担するのかを定めた覚書(MoU)に始まり,共同研究を進めるためには,国内外の研究機関とagreementやらcontractを結ばなければならない案件が結構たくさんあります。国内のは日本語だからまだしも,外国の研究機関との間に締結するものは,単語からして見たことのないものが多い上に,輸出入の段取りなどを細かく規定する場合もあり,事務の人におんぶにだっことはいえ,自分自身でもかなり苦労しています。これまでに知らなかった概念が英語で書かれていると本当にちんぷんかんぷんで,今日も,あるagreementの草稿を試みていたのですが,英和辞典とgoogle先生のお世話になりっぱなしでした。

しかも,国が違うと法律や予算執行のルールも異なり,やりたいこと,大枠は合意できても,細かいところで文章の調整に時間がかかります。さらに面倒なのは,私もKEKに来る前そうだったように,こういうことがないとお金を送金できないことや,この手のことに時間が物凄くかかることを多くの物理屋が理解していないことです。実際,物品調達にCERNでは膨大な時間がかかっていて,それをプロジェクトが遅れてしまうことの言い訳にする人がたくさんいます。各プロジェクトを任されているコーディネーター的な立場の人だったら,そういう事情を踏まえた上で計画を立案して,かつ,事務手続きを数ヶ月,半年あるいは1年オーダーで前もって準備を進めてもらわないと,大きなプロジェクトはなかなか進みません。

かく言う私も,先に書いた通り,KEKに来る前はこういうことを全く知らず,KEK事務の各部署にお世話になりっぱなしだったくせに,最近になって,こんな偉そうなことを言うようになりました。で,わかったのは,この手の事務遂行能力がKEKは高いということです。経験豊富だということが一因ではありますが,本当に各方面にお世話になり頭が上がりません。先週出たミーティングの一つでも,海外との協定の類の話題が出て,面倒なことを言っていつも迷惑をかけている一人としては感謝の気持ちでいっぱいでした。予算係にも相当無理を言ってますし。ありがたいことです。

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