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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

とあるプロジェクトのキャンセル

先週のATLAS collaboration meetingでは,ATLASグループ内のそれなりの大きさのプロジェクトの一つをキャンセルすることを正式に決めました。これまでこのプロジェクトに関わり頑張ってきた人たちの気持ちを考えると言葉がありません。

自分もプロジェクトを進める立場の身として,今回のことから色々と学びました。また,そういう客観的な見方とは別に,私がATLASに参画する以前にやっていたDzero実験での飛跡検出器アップグレード計画中止のときのことを思い出しました。ATLASグループ内では,誰が真のステークホルダーかはわかりませんが,少なくとも,色々なレイヤーで様々な議論を繰り返してきました。その最終段階として,先週のcollaboration meetingでは,ATLAS参加機関によるキャンセルの承認がなされました。ですが,アメリカの実験であるDzeroでは,CDFも全く同じでしたが,多くの議論がなされることなく(私が下っ端だったので知らないだけかもしれませんが),あっという間にトップダウンで計画中止が決まってしまいました。

アメリカでは政権が変わると人も予算もガラッと変わってしまいますし,そうでなくても,継続性をかなり無視した単年度予算で何でもやってしまうので,突然方針が変わり,本当に一切の金を出さなくなるということがあるので,本当に油断なりません。たぶん(?)良い面もあるのでしょうから,アメリカ人自身がそういうところをどう考えているのかはわかりませんが,継続性を重要視する日本人にとってはとにかく油断できない,ということを改めて感じました。

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