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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

グリフィス

気づいていませんでしたが(正確には,Tくんが教えてはくれていたのですが,あまり意識していませんでした),こんな本が発売になっています。

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膨大な時間をかけたので,ここまで来れたことは感無量です。しかも,仕事中には作業やれませんので,休みの日や,出張の移動中の細切れの時間を利用してコツコツやったので何年もかかりました。その間,担当の編集者も2回変わって今の担当の人は3人目です。

原著を読んで理解するのは一瞬でも,それをうまいこと日本語にするのは本当に苦労しました。知ってる単語でもより良い訳語がないか辞書をひきまくりましたし,書いてある物理の内容を自分の言葉で説明してしまわないよう,グリフィスが説明したい意図を汲んでなるべくそれに近づけるような日本語訳を考えるようにしたので,読んだらすっと通り過ぎてしまうような1文でも何分も考え込んでしまうことがあり,「翻訳」の苦労を味わい続けました。

まえがきにも書きましたが,そういう苦労をしたので,原著に対する印象が変わりました。以前は,たとえば,なぜかをあまり説明せずに天下り的に言い切ってしまう部分とかに対して違和感を持っていたのですが,今は,戦略的に苦渋の選択(だったかどうかまではわかりませんが)としてそういうやり方をしたのかな,と思うようになりました。

原著は,素粒子実験の4年生あるいは修士の学生のゼミとしてよく使われているのではないかと思います。通常は,私もですが,英語の論文を読む訓練も兼ねているので,ゼミでは原著を使うことが多いと思いますが,英語がわからないのか物理がわからないのかわからなくなってしまっているような学生がいる場合は使ってもらえるといいかなと思います。あるいは,ゼミの参考書ですかね。

宣伝よろしくお願いします。

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