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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

ブラックホールを見る?

数日前に,ブラックホールを初観測っ,みたいなニュースがたくさんの記事になっていました。日本の新聞の記事には,ブラックホールの影を見た,みたいな表現でも説明されていました。その道の人には,「見えた」感覚があるのかもしれませんが,分野外の素人には何が見えたのかよくわかりません。

私たちが肉眼で見えない素粒子を「見た」と感じるのは,共鳴が見えたときです。理論のKさんなんかは,素粒子の講義で,particle = pole だと力説してるぐらいで(散乱振幅を計算するとピークがあるということは,そこに粒子がいることを意味してると真面目に証明もしてくれます),共鳴があるとなんらかの粒子がいるんだなと肌で感じます。

ブラックホールの場合は,電波やX線の分布を観測してるのだと思いますが,その分布の特異性から「見えた」感じがするのですかね,専門家的には。今回のニュースでは,強い電波を放出しているソースの中心部に逆に電波を出していない部分があるのがわかった,というようなニュアンスで書かれています。それで「見えた」感じがするかどうかはその道の専門家じゃないとわからないのは仕方ないとして,素朴な疑問としては,ブラックホールの大きさがどれくらいか知りませんが,むっちゃ遠いところを見て,ブラックホールの大きさ(に相当する電波の分布?)がわかるほど分解能があるものなのですかね。でも,影(=ブラックホールの実態)を見たというからには,きっとそういうことなんですよね。

しかし,太陽が数kmの大きさになるとブラックホールになる,なんて話をよく聞くので,いくらなんでもその大きさのものは見えんだろうと思い,今ググってみると,M87のブラックホールの大きさ...むっちゃ大きいのですね。半径が,太陽から海王星軌道までの4倍とかなんとか。いや,その大きさは驚きですが,でも,その大きさだったとしても,うん千万光年も離れているのに,その大きさを識別できる分解能というのはやっぱり凄いです。

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