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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

CERN今回は寒くありません

先々週CERNに来た時は,季節外れに寒かったのコートを持って来なくて寒い思いをしました。その上,CERN hostelはシャワーの湯量が通常は多くて快適なのに,その時の部屋はたまたま湯量が極度に少なくて,シャワーでも毎日寒い思いをしました。そのせいなのか,単に出張が多くて体力的にキツかったからなのか,先週はずっと体調が悪く,特に水曜と木曜はフラフラでした。

それでも,金曜にはだいぶ回復。土曜は,大学時代の親友と久しぶりに会って一杯やれました。ずっと前から約束していたし,久しぶりに会えるので楽しみにしていたのですが,体調が相当悪かったのでどうなることかと思ったのですが,なんとか回復して楽しい時間を過ごすことができました。その前の週は,高校時代の親友たちから飲みを打診されていたのですが,都合がつかずに残念な思いをしたので,2週続けてとならずによかったです。しかし,偶然とはいえ,旧友とものすごく久しぶりに会う可能性のあるイベントが短期間に集中したものです。

そして,今週は,ATLASアップグレードのcollaboration meetingのためにまたCERNです。今回はタイトルの通り,寒い思いを全くしていません。気温も低くありませんし,服もそれなりに持ってきました。また,前回のことがあったのでシャワーとちょっと心配しましたが,いつものCERN hostel標準で潤沢な湯量でした。ここ1年くらいは,この手のミーティングがあると,日本グループの金の分担のことで色々な人と頭の痛くなる話ばかりしていたので,CERNに来るのが苦痛というか,来ると本当に疲労困憊だったのですが,最近は,MoU締結に向けて,分担の議論が収束してきているのでそういうヘビーな打ち合わせも少なくなり,今回も比較的リラックスしてCERNに来ています。とはいえ,日本の予算について厳しいことには変わりがありませんので,目の前の苦痛がなくなっただけではあるのですが。。

今回はまだ昨日1日ミーティングに参加しただけですが,ピクセル検出器の開発および製造予定が大幅に遅れていることが強く意識され始めていることを随所に感じます。実機製造時の金の分担を決めるときも,ピクセルグループはorganizationがほぼなくて,結局は危機感を募らせた各国の物理屋代表が集まって自分たちで分担をどうするか議論を重ね,ようやく今のレベルの収束状態にまで持ち込むことができました。私にとってはこの議論も相当面倒くさくて頭痛のタネの一つでした。そして今は,大規模な試作品を作るのですが,それについてもまたまたorganizationがなく,こちらからどうするのか議論しようと持ちかけてもなかなか議論が始まらず,今度は金だけではなく実際にそこそこ大規模な製造がありますので,日本グループとしても製造分担をどのようにこなすかそれなりの準備をしなければなりません。ですから,現場レベルでも,何をどこからどこまで分担してスケジュールがどうなっているのかを早急に知りたいというのがあります。このフラストレーションは日本グループだけではなく,その当然の帰結として,スケジュールが大幅にずれ込み,もはや,あらゆる局面で遅れが許されないという状態にまでなっています。

現場では物事が全く纏まらないということをずっと感じていたのですが,検出器グループのマネージメントだけではなく,ATLASグループあるいはCERNの上層部もそれを感じ始めているようで,今回のミーティングでは随所でこの手の話題があがっています。アップグレード計画全体の取りまとめ役もシリコン検出器グループ全体のリーダーも,今回の幾つかの発言ではかなり危機感を滲ませていました。日本グループとしてもorganizationについて改善を図れるような方策を考えているところです。

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