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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

記者勉強会

今回のATLAS collaboration meeting では特に大きな動きがなく,わりと平穏な1週間でした。アップグレードに向けたMoU関連が活発に動いているといえば言えなくもありませんが,各国の分担については先月はピクセルに関して毎日メールやSkypeで調整を行っていましたが,その動きもほぼ固まりつつあり,今回のATLAS Weekではmanagementに呼び出されてお願いされるというようなこともなく,個人的には比較的静かな週でした。

そんな私の最近の1番の心配は,浜ホトのセンサー価格が想定よりも高くならないか,ということです。ATLASのストリップセンサーだけでも170平米くらいのセンサーを使うのですが,その2倍以上のセンサーをCMSも浜ホトに発注する予定で,短期間に大量な生産を行うには設備投資をしなければなりませんから,価格が上がっても不思議ではありません。浜ホト側も,ピークでの生産数が増えてしまわないように,フラットなプロファイルで発注して欲しいと再三言って来ているのですが,発注する研究者側のスケジュールはどんどん遅れて,生産とその後の組み立て組み込み作業の時間がどんどん圧縮されて,浜ホト側が望ましいと考える発注プロファイルとはどんどんかけ離れていってます。欧米の計画なので,当初の予定よりもどんどん遅れていくというのはある意味普通ではあるのですが,私が個人的に納得いかないのは,レビューの多さです。設計最終審査,量産前審査,なんちゃら審査...と気が狂うほどのレビューがあり,もはや設計と開発は,安くて性能のよいものを作るためではなく,無限にあるレビューをクリアするためにやっているのではないか,と思えるほどです。

話が脱線しましたが,そんなわけで,浜ホトとの打ち合わせ意思疎通が極めて重要な案件になりつつあり,それで,先月は2回浜松へ行きました。今日明日が,日本への移動日なのですが,そんなわけでまた急に浜松へ行かなければならなくなり,水曜と木曜に浜ホトへ行ってきます。

長〜い前置きがああり,ようやく,表題のことなりますが,火曜日には東京で記者勉強会というものを開催します。KEKが半定期的にメディアの人達を集めて研究内容について説明するという催しで,今回は私がLHC/ATLASのことを説明することになりました。一般公開向けの内容をもとにはするのですが,こういう企画に来てくださる記者さんたちにとっては,標準的な一般公開向けだと少し易し過ぎるのでそこら辺の微調整をしつつ,スライドを作っています。今までも,LHCに関して多くの報道をしてもらっていますので,この流れが切れないように,宣伝を頑張ってこようと思います。

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