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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

H→bbも5σ越え

先週から韓国でICHEPをやっていて,ATLASも新しい結果を幾つか出しました。個人的な1番の注目は,H→bbが5σを越えたことです。2016年までの結果で3σ越えでしたが,2017年分も足して13TeVで80/fb。それに7TeVと8TeVも全部足すと,expectedで5.5σ,観測値が5.4σになりました。自分のヒッグス探索のルーツがTevatronでのH→bbなので,感慨深いものがあります。

つい最近,ttHとH→ττが5σ越えの結果を出していますので,これで晴れて第3世代は5σ揃い踏みです。Academist Journalというところにも先週記事を寄稿したところですが,第3世代の湯川を直接検証したということで大きなマイルストーン達成です。次なる目標は第2世代になります。ちなみに,H→μμについても新しい結果を出していて,標準模型の予言値の2.1倍以上を棄却しました。2倍ということは単純計算で統計が約4倍必要。今80/fbですから,解析技術の向上次第ではありますが,Run3ではちょっと難しいかもしれません。

ttH : 6.3σ(5.1σ) observed (expected) 7+8+13TeV (80/fb)
H→bb : 5.4σ(5.5σ) observed (expected) 7+8+13TeV (80/fb)
H→ττ : 6.4σ(5.4σ) observed (expected) 7+8+13TeV (36/fb)

LHCが動き始める前のstudyでは,H→bbは一時期ほとんどあきらめられていて,それでもヒッグスが高いpTを持ってるやつを使えばなんとかなるかもという感じでstudyが進みました。それがとうとう5σ越えですから,素晴らしいですね。ttHについても,LHCが動き始める前のstudyではH→bbが中心でしたが,今や主役はH→γγ。隔世の感があります。

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