ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

入札に変わる仕組み

日頃から思っているのですが,入札に変わる良い仕組みがないものでしょうか。

買おうと思っているものが複数の会社で作っている民生品で,どの会社の製品に決まったとしても大差ない場合は,入札にはコストダウンという大きなメリットがあります。たとえば,病院の待合室によくあるテレビ,どこのメーカーでもきっと問題ないですよね。だったら安いほうがいいですし,仕様の定義も簡単ですから入札のメリットがあるかもしれません。

私たちが扱うものも,大量生産されている民生品であれば入札でもよいのですが,特注品のときは入札のメリットを感じることができません。買う側も売る企業側も膨大な人的資源を使いますから,そのコストが上乗せされていると考えると,コスト面でも得かどうかわかりません。ちなみに,ATLASアップグレードのシリコンストリップセンサーなんて,入札プロセスが始まって1年以上(?)経っていますが,まだ,技術仕様をクリアできるかどうかの議論で,値段の話になるのはまだまだ先です。

そして一番の問題は,変な商品が落札されてしまうというリスクです。もちろん,神経と時間を使い仕様書を作るわけですが,あまりにベンダーを絞ってしまうような書き方だと入札の仕様書として認められなくなるため,常に知らない会社が応札してくる危険性をはらんでいます。企業側にしたら,自分たちの損得に直結しますから,私たちよりもきっとシビアなはずです。開発経費をどう価格に反映させるのか難しいですし,大量の受注の場合は,設備投資まで考えなければなりませんから,背負っているリスクが半端ではありません。

一方で,だからといって入札なしに,勝手になんでも随意契約できてしまうと,悪い奴が企業と癒着することは容易に想像できますから,なんでも随意契約というのは世間が許さないでしょうし,システムとしてやはりイマイチな部分があります。随意契約のときでも,特注品ではない単なる買い物のときはなるべく安く買いたいですから,複数の会社に問い合わせして値段交渉するわけで,やはり競争による価格抑制というメリットを自然と使っています。

結局,世の中にたーくさんのルールがあるのは悪人がいて性善説ではうまく機能しないからなのと一緒で,悪い奴がいるから,その悪事を防ぐための膨大なコストを支払っているわけですが,何かいい仕組みないですかね。

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