部活>授業?2018-03-02 Fri 11:17 Nさんに教えてもらったこの記事強烈です。あまりに強烈なので紹介してしまいます。 日刊スポーツの野球手帳というコラムです。おもいっきりまとめると, - 文科省が中高生の部活の日数を制限するのはおかしい - やりたい子供がいるのだから,そういう子供にはやらせるべき - それで教員が大変なら,部活の時間を減らさず,授業時間を減らせ ってな感じです。 ちなみに,この話を息子にしたら,野球バカの彼は涙を流しそうなくらい大喜びしてました。超アホです。 その記事と一緒に,反論してる記事もNさんから紹介されましたが,その内容は普通というか,まあ普通の大人が感じることなので紹介はしません。 野球手帳の記事で驚きなのは,学校は部活が中心で授業はどうでもいいと言い放ってしまっていることです。勉強なんて一切しないでスポーツに明け暮れているうちの子供のような(彼はまだ中学生ですが)高校生の取材ばかりしていると,その記者にとっては,学校は部活をするところであって,授業をするところではないという考えが極めて自然なのかもしれませんが,それを記事にしてしまう潔さが素敵過ぎます。 個人的な感想としては,生徒がやりたいからという大義名分を振りかざしているのが一番腹立たしいです。その大義名分で学校の教員が追い込まれているのが一番問題なのに,その問題の深刻さには気づいていないのでしょうか。部活ではありませんが,大学でもこういう大義名分がよく振りかざされて,その度に気分が悪くなります。学生がこういうことをしたいと言ってるからと言われて,その自主活動に教員が付き合わされるパターンです。生徒や学生は神,彼らが言うことには絶対服従せよ,というロジックを使う人がどれだけ教員を追い込んでいることか。 それに,強豪スポーツ校のように,極めてバイアスのかかった母集団は特別で,普通の中学高校だったら,部活を好きな子供ばかりではありません。授業を大切だと思う子供だっているはずです。百歩譲って,その記者が言ってるように,子供に好きなことをやらせてあげるという立場に立っても,だから授業を減らして部活をやるという結論にはなりません。Aさんは週授業X時間部活Y時間,Bさんは部活だけZ時間,なんてこと学校でできるわけないです。この人はそこまで踏み込んでいるのですかね。 |
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